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油分は浄化槽内の微生物に悪影響を及ぼし、場合によっては微生物を死滅させてしまうこともあります。ですから、天ぷら油はできる限り使い切るように工夫が必要です。
やむを得ず捨てる場合も、流しには捨てずに市販の油処理剤で固めたり、古新聞に吸い込ませてゴミとして処理するようにしてください。また、皿や鍋や食器なども残っている油を拭き取ってから洗うなどして、できる限り浄化槽に油を流し込まないように心がけてください。
なお、家庭から出る使用済みの食用廃油は、生活環境課で無料回収しています。
詳しくは、「食用廃油の出し方」をご覧ください。
洗剤はできるだけ無リンのものを適量使用しましょう。多量の使用は水を汚すだけで、無駄になります。現在の浄化槽はリンの処理を行わないので、富栄養化を促し水質の汚染原因になります。
台所や風呂、トイレ、洗濯用にたくさんの洗剤や漂白剤、カビ取り剤が市販されていますが、浄化槽の微生物のためには中性のものが最適です。酸性やアルカリ性のものは使用しないでください
トイレの紙は水溶性のトイレットペーパーを使用してください。また、ティッシュペーパーや衛生用品は水に溶けないので浄化槽内に溜まり、パイプ詰まりや浄化処理の障害の原因となりますので流さないでください。
ブロアは浄化槽内に生息する微生物に酸素を供給する役割を持っています。ブロアの電源を切ると有機物を分解する微生物が死んでしまいますので、電源を切らないでください。