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私は網走で生まれ育ち、大好きなこの街で働きたいと思っていました。家族や祖母も皆ここに住んでいますし、人混みが苦手な私には都会での生活は考えられませんでした。
現在、私は、水道工事の設計や発注、水道施設の監視、数値管理、漏水修繕などを担当しています。市民生活に欠かせないインフラを整備していることに大きなやりがいを感じています。
水道は蛇口をひねれば当たり前のように出てくるものだと思っていましたが、その裏には工事関係者や監視業務に携わる多くの方の努力があることを知りました。普段見えないところに水道管が張り巡らされていることを知ってから、水の使い方に対する意識も変わりました。
これからも市民生活の重要な部分を担っていることを意識し、もっとスキルアップして、業者さんからも知識や技術を吸収し、皆さんが安心して水を使えるように努めていきたいです。
正直なところ、この仕事に就く前はあまり水道水を飲んでいませんでした。網走の水道水が全国的にも珍しい湧き水で、数値も安定していて天候に左右されない素晴らしい水だと知り、今では、毎日欠かさずしっかり飲み、網走の水の良さを実感しています。
登山や釣りが好きで、休日は自然の中で楽しむことが多いです。先日も、友人と3人で2泊3日のキャンプに出かけました。テントを背負って、北海道東トレイルの標茶(しべちゃ)から川湯(かわゆ)間130kmを歩くという、少しハードな旅でしたが、雄大な自然を満喫し、素晴らしい思い出ができました。