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第3期網走市まち・ひと・しごと創生総合戦略
第3期網走市まち・ひと・しごと創生総合戦略策定の趣旨
本市では、人口減少と地域経済の縮小に対して、2015年(平成27年)10月に『網走市まち・ひと・しごと創生総合戦略』を、2020年(令和2年)には、社会情勢の変化を取り入れた『第2期網走市まち・ひと・しごと創生総合戦略』を策定し、地方創生に取り組んでまいりました。
この間、人口減少は想定を上回る早さで進行しており、都市部への人口流出や少子高齢化の進行に歯止めがかかっていない状況です。
また、新型コロナウイルス感染症の拡大は、社会経済活動に深刻な影響を与えた一方、デジタルの活用があらゆる分野で進み、社会経済情勢はさらに大きく変化しています。
こうした中、国は、令和4年12月にデジタルの力を活用してさらなる地方創生を加速化・深化させ「全国どこでも誰もが便利で快適に暮らせる社会」の実現を目指し、デジタル田園都市国家構想総合戦略を策定しました。
これを踏まえ、本市の強みや特徴を活かした施策と、今後予想される人口減少や地域経済の縮小などの社会課題に対し、デジタル技術などを活用して解決を図り、さらなる地方創生を推進するため、第3期網走市まち・ひと・しごと創生総合戦略(以下「本戦略」という。)を策定します。
第6期網走市総合計画との関係
本戦略は、2018年度(平成30年度)から2027年度(令和9年度)までの網走市が目指すまちの姿や目標、各分野におけるまちづくりの方向などを示している「第6期網走市総合計画」の戦略版と位置付けます。
人口の将来展望
2015年(平成27年)に策定した「網走市人口ビジョン」では、国の合計特殊出生率の目標 2月20日に準拠し、当市の2040年の人口を32,817人と推計しました。
しかしながら、直近2020年時点での比較では、人口推計値38,616人に対し、国勢調査結果では35,795人となっており、人口減少が推計よりも進んでいることがわかります。
これを踏まえ、2025年(令和7年)2 月に改訂した「網走市人口ビジョン」では、近年の人口動態を基に推計した、国立社会保障・人口問題研究所の「地域別将来推計」の算出方法に準拠し、
2050年に21,159人を確保することを目指すとしています。
戦略の対象期間
本戦略は、令和7年度(2025)~令和11年度(2029)を対象期間とします。
基本目標
網走市の将来の人口動態を見据え、市民の住みよい環境を持続的に確保するため、次の5つの目標を掲げ、各分野の取り組みを進めていきます。
- 基本目標1 誰もが安心して働くための産業振興と雇用の場の創出
- 基本目標2 地域特性を活かした交流・関係人口の拡大
- 基本目標3 希望に応じて結婚・出産・子育てができる環境づくり
- 基本目標4 地域を支える人材の育成
- 基本目標5 安全・安心で持続可能な地域づくり
第3期網走市まち・ひと・しごと創生総合戦略 [PDFファイル/661KB]
第3期網走市まち・ひと・しごと創生総合戦略【概要版】 [PDFファイル/268KB]
戦略を遂行する主体
本戦略を遂行する主体は市民一人ひとりです。
人口減少がもたらす社会・経済構造の変化の中で、地域が活力を維持・成長していくためには環境変化に応じた「まちの創生」「ひとの創生」「しごとの創生」が重要な課題です。
5つの基本目標の実現のためには、地域の産業分野、教育機関、金融機関、市民団体、行政機関等がそれぞれの役割を認識し、相互の連携・協力により取り組みを進めることが不可欠です。
策定にあたって
第3期網走市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定するにあたっては、農業・漁業・商工業・観光業・医療・福祉・金融・労働組合など各分野の委員18名で構成された「網走市選択する未来会議」にて、それぞれ専門的な見地からのご意見をいただきながら協議・検討を行ってきました。
会議の概要は、下記リンクよりご覧ください。
第2期網走市まち・ひと・しごと創生総合戦略
第2期網走市まち・ひと・しごと創生総合戦略は下記リンクよりご覧ください。