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子宮頸がん定期予防接種

ページID:0001751 更新日:2024年11月8日更新 印刷ページ表示

子宮頸がんについて

子宮頸がんは、子宮頸部(子宮の出口に近い部分)にできるがんで、若い世代の女性のがんの中で多くを占めるがんです。

日本では毎年、約1万人の女性がかかる病気で、さらに毎年、約2,800人の女性が亡くなっています。患者は20歳代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、毎年、約1,200人います。

子宮頸がんの発生にはヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスが関わっており、HPV感染は主に性的接触によって起こります。HPVに感染してもウイルスは自然に排出されるとされていますが、長期にわたり感染することでがんになると考えられています。

子宮頸がんは、早期に発見されれば、治療により比較的治癒しやすいがんとされていますが、発見される時期が遅くなると治療が難しくなります。

定期予防接種について

 子宮頸がんワクチンを接種することで、HPV感染を防ぐことができます。
 ワクチンはサーバリックス、ガーダシル、シルガードの3種類があり、どのワクチンを接種するかは医療機関にご相談ください。

対象者

 中学1年生~高校1年生相当の女子

高1 3月まで

高校1年生相当の方へ<外部リンク>

接種回数

 接種するワクチンにより接種方法および回数が異なります

接種費用

 無料

接種場所

 市内指定医療機関
 (網走厚生病院、金川医院、南5条クリニック藤田整形外科内科、つくしヶ丘医院、中山医院)
 (注)予約が必要な場合もございます。接種時間等は個別接種の指定医療機関​をご覧ください。

持ち物

 母子健康手帳または予防接種済証

 子宮頸がんワクチンについては、ワクチンの安全性について十分な情報が示すことができないため、平成25年から令和3年にかけて接種を個別にお勧めすることを差し控えていました。令和3年11月の専門家の会議にて、接種による副反応のリスクよりも得られる抗体の有効性が明らかに上回ることが認められ、令和4年より個別に接種をお勧めすることを再開しました。

ワクチン接種後にワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛等がみられたことも報告されています。接種を検討されている方は、医師への相談や、下記厚生労働省作成のリーフレットをご覧いただき、ワクチンの有効性等について十分にご理解いただいた上で判断していただきますようお願いいたします。

概要SS
 概要版 [PDFファイル/2.72MB]

詳細版(詳しく知りたい方向け)の画像
 詳細版(詳しく知りたい方向け) [PDFファイル/3.58MB]

子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種について

 積極的勧奨の差控えにより接種機会を逃した方に対して、公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行います。(キャッチアップ接種といいます。)

また、キャッチアップ接種の対象となる方については、積極的勧奨を差し控えている間に定期接種の対象であった接種機会を逃した方(平成9年4月2日から平成 20年4月1日までの間に生まれた女子)とします。

子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種について(対象となる方へは、個別に通知しております。)

子宮頸がんワクチンのリスク

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)接種後には、多くの方に、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。

重いアレルギー症とは、呼吸困難やじんましん等(アナフィラキシー)
神経系の症状とは、手足の力が入りにくい(ギラン・バレー症候群)、頭痛・嘔吐・意識低下(急性散在性脳脊髄炎(Adem))等

厚生労働省の子宮頸がん予防ワクチン相談窓口

 厚生労働省では、HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談窓口を開設しています。

感染症・予防接種相談窓口

 電話番号 03-5276-9337
 受付日時 月曜日~金曜日 午前9時~午後5時(土曜日・日曜日、祝日、年末年始を除く)]

 詳しくは、厚生労働省のホームページ「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~<外部リンク>」をご覧ください。

定期的な検診も受けましょう

子宮頸がんの予防法として、子宮頸がん予防ワクチン接種によるヒトパピローマウイルスの感染を予防することのほかに、子宮頸がん検診を定期的に受けることで、がんになる過程の異常(異形成)やごく早期のがんを発見し、経過観察や負担の少ない治療につなげることができます。

網走市では20歳以上の女性で、検診を受ける機会がない方を対象に、集団検診を実施しています。詳しくはミニドック検診での集団検診のご案内をご覧ください。

男性が接種できるワクチンもあります(任意接種)

男性の子宮頸がんワクチン接種は、肛門がんや性感染症の予防に効果があることが確認されています。現在、子宮頸がんワクチン2価、4価、9価の3種類のうち、4価ワクチンのみ、男性への接種が薬事承認されています。男性への接種は現在のところ任意接種(費用は自己負担)となっています。

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