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水洗トイレにはトイレットペーパー以外のものは流さないようにしましょう。
水に溶けない紙や紙おむつ、タバコやガムなどを流すと汚水管が詰まる原因となります。
台所では、野菜くずやご飯の残りを流すと汚水管が詰まる原因になります。
特にディスポーザー(食品くず処理機)で細かくしても詰まりますので使用しないでください。
天ぷら油やサラダ油の廃油を流さないでください。
汚水管内で石けんと油が化合して固まり、詰まったり浄化センターの機能を低下させます。
なお、家庭から出る使用済みの食用廃油は、生活環境課で無料回収しています。
詳しくは、「食用廃油の出し方」をご覧ください。
ガソリン・灯油・薬品・廃油を流すと有毒ガスや悪臭が発生したり、爆発の危険がありますので絶対に流さないでください。
下水道に汚水を流すときには、個人個人が十分に注意して、大切に正しく使用しないと故障の原因となり、設備の寿命を縮めることになります。
もし流れが悪くなったり、詰まったりした場合は指定店にご相談下さい。
網走市では平成18年12月議会で、ディスポーザーの使用を禁止する条例を制定いたしました。
ディスポーザーとは、流し台の排水口に取り付け、台所から出る野菜くずや魚の骨や内臓又は食後の残飯などの生ごみを細かく砕いて水道水と一緒に下水道に流し込む機械のことを言います。
使用を禁止した理由としては、ディスポーザーによって砕かれた生ごみの中には有害な重金属(カドミウムや水銀など)を含むものもあり、下水道を処理する際に発生する下水汚泥の中に蓄積されていきます。
網走市では、下水汚泥を麦わらと混合し、農業用の堆肥として有効利用するほか、年に2回お配りしているオホーツクの大地として市民のみなさんに広く使われています。
汚泥の中に有害な重金属が蓄積されますと、堆肥として使用できなくなります。
堆肥として使用できなくなった場合、下水汚泥は産業廃棄物として処理しなければならず、多額の処理費がかかることとなり、このことは下水道使用料の値上げにもつながりかねません。
下水汚泥を有効利用する農地還元リサイクルシステムの維持のため、みなさんのご協力をお願いします。