本文
道内の特殊詐欺認知状況について(令和6年6月末時点)
令和6年6月末における特殊詐欺の認知件数は57件(R5年6月末:68件)で前年に比べ16.2%減少し、被害金額は約1億9,300万円(R5年6月末:約1億4,800万円)で前年に比べ30.4%増加しました。
6月中に認知した主な事件
息子をかたる手交型のオレオレ詐欺の連続発生
6月24日から6月26日までの間、札幌市及び芦別市内において、被害者(70歳代から80歳代)の自宅固定電話に息子などをかたる者から「女性を妊娠させた慰謝料」等の名目で、現金を要求される事案が連続発生し、電話の内容を信用した被害者が、被疑者から電話で指示されたとおりにJR駅周辺の場所に赴き、息子の代理の者になりすました犯人に現金を手渡して、だまし取られた。
携帯電話会社、警察官、検察官をかたった高額被害
被害者(50代男性)は、携帯電話に携帯電話会社社員を名のる男から「あなたの携帯電話と口座が詐欺に使われている」などと電話があり、その後、警察官や検察官を名のる者から、「逮捕を免れるための『秘匿の保釈金』を振り込むように」などと言われて、犯人から指定された複数の口座に合計6,300万円を振り込み、だまし取られた。
特殊詐欺にご注意ください!
- 息子をかたる者から「携帯を落とした」、「喉をやられて声が変わった」などと電話があった場合は、一度電話を切って、家族や警察に相談してください。
- 警察官などをかたった詐欺は、被害者に「容疑者として取り調べる」「逮捕する」などと不安を煽り、家族や周りに相談できないようにした上で、逮捕を免れるために保釈金や保証金といった名目で振り込ませるものです。警察官や検察官がお金を要求することはありません。また、秘匿の保釈金(保証金)等といった制度はありません。
一人で悩まずにご相談ください!
- 警察相談専用窓口 #9110
- 北見方面網走警察署 0152-43-0110
- 消費者ホットライン 188
- 網走市消費者相談室 0152-44-7076
参考
北海道警察ホームページ-特殊詐欺撲滅(発生・認知状況)-<外部リンク>