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多様な性を考える

ページID:0010999 更新日:2024年6月17日更新 印刷ページ表示

多様な性を考える

性は、次の4つの要素に分けて考えることができます。

  1. からだの性(生物学的な性)
    身体的な特徴、性染色体や生殖腺などから客観的に決定される性のこと。
  2. こころの性(性自認)
    自分自身の性別をどのうように捉えているかの自己意識のこと。
  3. 好きになる性(性的指向)
    恋愛感情がどの性別に向いているかということ。
  4. ふるまう性(性表現)
    服装やしぐさ、言葉づかいなど、自分自身をどのように表現したいかということ。

性のあり方(セクシュアリティ)は、1つの「ものさし」で測れるものではありません。これらの要素のさまざまな組み合わせにより、多様であることがわかると思います。

性的指向と性自認

「LGBT(エル・ジー・ビー・ティー)」という言葉を聞いたことはありますか?

性的少数者(セクシュアルマイノリティ)を表す言葉の一つとして使われることがありますが、この言葉は次の単語の頭文字を組み合わせたものです。

LGBTの説明

 

多様な性のあり方については、アセクシュアル(無性愛者)、クエスチョニング(性自認や性的指向を明確に認識していない人)など、さまざまなセクシュアリティが存在することから、「LGBTQ」や「LGBTs」という言葉で表すことや、人にはそれぞれの性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)があり、LGBTだけでなく、多様な性を表す「SOGI(ソジ)」という言葉を用いて表現することもあります。

ある民間企業の調査では、日本にLGBT層(セクシュアルマイノリティ)の人は約9%の割合で存在するとされています。
つまり、日本の人口の約11人に1人はLGBT層ということになります。これは、左利きの人や、AB型の人の割合とほぼ同じです。

性的少数者の方が抱える想い

性的少数者の方は、周囲の理解不足や偏見などにより、さまざまな困難や悩みを抱え、誰にも打ち明けられず苦しんでいるケースがあります。性的少数者かどうかは、見た目(服装やしぐさなど)だけではわかりません。思いこみや偏見で物事を決めてしまうことで、人を傷つけてしまうことがあります。

もし、相談や打ち明けられたときは、落ち着いて話を聞くことが大事です。そして、自分を信頼して秘密を打ち明けてくれた人の意思を尊重し、決して周囲にはもらしてはいけません。

自分らしく生きられる社会へ

性別はこれまで「男性」と「女性」のどちらかに分類され、異性を好きになることが当たり前だと考えられてきました。しかし身体の性、心の性、性的な指向などは人それぞれで、性のあり方は多様性があります。

「多様な性」について理解を深め、認め合うことが、誰もが自分らしく暮らしやすい社会の実現につながることになるでしょう。

一人で悩まず相談を

全国の法務局・地方法務局では、電話やインターネット等で相談を行っています。

みんなの人権110番(法務省)

電話 0570-003-110

時間 平日の午前8時30分から午後5時15分(施設点検日・年末年始を除く)

インターネット相談窓口 http://www.jinken.go.jp/<外部リンク>(PC、携帯電話、スマートフォン共通)

人権相談QRコード

職員向けガイドブックを作成しました

網走市では、多様な性に関する理解を深めるために「網走市レインボーガイドブック」を作成しました。
本ガイドブックは市職員向けに作成しましたが、市民の皆さんや民間企業などにも広く知っていただくため公開いたします。

網走市レインボーガイドブック〜誰もが個性と能力を発揮できる豊かなまちを実現するための職員向けガイドブック〜 [PDFファイル/744KB]

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