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ポートアルバーニ市からの贈り物~トーテムポール
エコーセンター前庭にあるトーテムポールは、姉妹都市カナダ・ポートアルバーニ市から、姉妹都市提携3周年の記念として、平成元年5月に網走市へ贈られました。
原木はカナダ産のレッドシダー(赤杉)。カナダ人彫刻家のウエイド・ジョーンズ氏が自ら山に入り、高さ約45メートルの巨木を選択し、そのうちの15メートルが原木のままカナダから網走市へ送られました。樹齢は150年以上。
ジョーンズ氏は約4カ月間、網走市に滞在し、このトーテムポールを完成させました。
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ストーリー
大昔、大きな洪水が地球を襲いました。
ワタリガラスは、人間を空高く雲の上に救いあげました。
頃を見計らってワタリガラスは、人間たちを地上に運んできましたが、洪水はまだ引いてはいなかったので、ワタリガラスはカエルに、水が引くまでカエルの背中に人間を乗せておいてくれるように頼んだところ、カエルは快く引き受けてくれました。
そのご褒美として、カエルは人間にメッセージを伝える使者となりました。
このポールの下部の人間につながるカエルの長い舌は、カエルが人間に知恵を授けていることを表しています。
ポールには「海」を表す「クジラ」も彫られており、クジラの近くにはサンダーバードがいます。
カエルの下にはカナダを象徴する「ビーバー」が彫られており、さらにその下には北海道の自然とたくましさを表現した「クマ」が見られます。
「クマ」は、人間を優しく抱いて、カエルが人間にメッセージを伝えるのを助けています。
また、ポールの上部にはワタリガラスと、北海道を代表する「キタキツネ」が彫られています。
トーテムポールはここでご覧になれます
オホーツク・文化交流センターの前庭に設置されています。
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