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行者菜(ぎょうじゃな)のご紹介
行者菜とは
行者ニンニクとニラが合わさった夢の野菜!
行者菜とは、「行者ニンニク」と「ニラ」を交配させた野菜です。
見た目は「ニラ」に似ていますが、ニラより葉は幅広で茎が太く、味や香りの特徴は「行者ニンニク」に近いです。
宇都宮大学農学部の研究者を中心に開発され、山形県長井市を中心に全国で1道5県6カ所のみで栽培されています。
北海道内では、網走市が唯一の栽培地!
北海道内では、網走市だけが栽培許可を得ている地域限定の野菜です。
網走市では、平成21年に「オホーツク行者菜研究会」を設立し、3戸3aで栽培が始まりました。
平成23年から本格的に生産を開始し、特産品化を目指す取り組みを始め、現在は6戸12aで栽培されています。
豊富な栄養価!スタミナ抜群の行者菜
『行者菜』には豊富な栄養価が含まれています。
滋養強壮の基となる「硫化アリル」の含有率が「行者にんにく」よりも高く、疲労回復や殺菌効果を有するだけでなく、血液中の脂質を減らし、生活習慣病を予防するといわれています。
ビタミンの宝庫と言われる「ニラ」と比べてもビタミンA・ビタミンBは15%、葉酸は20%も多く含まれ、葉酸は貧血及び動脈硬化の予防、神経細胞の働きを維持する効果があることから、認知症予防にも役立つと注目されています。
生産者に聞きました
行者菜の生産者である金澤さん、鎌田さんにお話を聞きました。
【金澤さん】
Q.「行者菜の食べ方を教えてください。」
金澤:
「行者菜は調理しやすく、ジンギスカン、チヂミ、レバニラ、ハンバーグの具材など幅広く使えます。
醤油漬けを作る際にできた煮汁を使って、そうめんの麺つゆにしたら、つゆに行者菜の風味が乗り移って旨味が増します。醤油漬けを乗せてすすったら最高に美味しいですよ!」
【鎌田さん】
Q.「食後の臭いは大丈夫ですか?」
鎌田:
「行者菜はギョウジャニンニクよりも臭いがきつくないので、口臭を気にしないで食べられます。食後、1時間以内にすっと臭いが抜けるのが特徴ですね。
行者菜は5月下旬~8月上旬にかけての季節限定野菜ですから、夏は栄養満点の行者菜をモリモリ食べて夏バテ対策です!」