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風しんに注意しましょう!
風しんに注意しましょう!
風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で、風しんへの免疫がない集団において、1人の風しん患者から5~7人にうつす強い感染力を有します。
風しんウイルスの感染経路は、飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。
症状は不顕性感染(感染症状を示さない)から、重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発症した場合、高熱や発疹が長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあるため、決して軽視はできない疾患です。
風しんにかかったことがない方、予防接種を受けたことがない方は十分ご注意ください。
風しんは、妊娠初期の女性がかかると胎児が風しんに感染し、難聴や心疾患、白内障や緑内障などの障害(先天性風しん症候群)が起こる可能性があります。
妊婦の方はもちろん、妊娠する可能性が高い方、妊婦の周りの方(妊婦の夫、子ども、その他の家族)も風しんにかからないように予防に努めてください。
風しんについて
風しんは、風しんウイルスが患者さんの飛沫(唾液のしぶき)などによって、他の人にうつります。
予防方法は、風しんワクチンの接種が有効です。また、集団生活の場で感染が広がるおそれがあることから、不必要な人混みへの外出については控えましょう。
また、外出後の手洗い、うがい、咳エチケットなどにも気をつけましょう。
予防接種について
- 妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族
- 10代後半から40代の女性(特に妊娠希望者や、妊娠する可能性のある方)
- 産褥早期の女性
のうち、抗体価が十分であると確認できた方以外の方は、任意での予防接種を受けることをご検討ください。
リンク
- 風しんについて(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>
- 風しんQ&A(国立感染症研究所ホームページ)<外部リンク>