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不育症に悩む方の相談窓口について

ページID:0001786 更新日:2023年12月4日更新 印刷ページ表示

不育症で悩む方~流産を繰り返す人の約85%が無事に出産をすることができます。

妊娠をした女性の約25~50%の方が流産を経験しています。

妊娠しても、流産や死産を繰り返してしまう場合、それは「不育症」です。

不育症は、決してまれな病気ではありません。
原因はさまざまですが、適切な検査と治療により、不育症に悩む方の多くが無事に出産をすることができることが報告されています。

あきらめる前に検査を行い、治療を受けましょう。

不育症に関するQ&A

Q1 不育症とは、どういう病気ですか?

A 妊娠はするけれど、流産や死産などを繰り返し、子どもを持てない病態を「不育症」といいます。一般的に、2回以上連続した流産や死産などがあれば、不育症として原因の検索や治療のための検査が勧められます。

Q2 流産は、どのくらいの頻度で起こりますか?

A 女性の年齢や生活習慣にもよりますが、妊娠の約10~20%が流産になるという報告があります。流産の原因の多くは、胎児の染色体異常という偶発的なもので、基本的に1回の流産で原因を調べる必要はありませんが、2回以上流産を繰り返すときにはカップルのどちらかに原因がある場合があり、検査が勧められます。

Q3 不育症に悩む女性は、どれくらいいますか?

A 正確な数値は明らかではありませんが、女性の約2~5%が不育症に悩んでいるとの報告があります。

Q4 不育症の原因は何ですか?

A 不育症の原因は、カップルの染色体異常のほか、女性側の原因として、子宮形態の異常やホルモンなど内分泌の異常、抗リン脂質抗体という免疫や血液を固める働きの異常など多岐にわたります。また、不育症には、胎児の染色体異常が偶然繰り返されただけでカップルのどちらにも異常がない場合や、詳細な検査を行っても原因が特定できない場合もあります。

Q5 不育症の検査には、どのようなものがありますか?

A 不育症の検査には、子宮の形態などを調べるための超音波検査や子宮卵管造影検査、ホルモンの分泌や抗リン脂質抗体、カップルの染色体などを調べるための血液検査があります。これらの検査で原因を特定することにより、次の妊娠に役立てることができます。

Q6 不育症の治療には、どのようなものがありますか?

A 子宮形態に異常がある場合には、手術など行い、内科系疾患やホルモンの分泌異常が見つかった場合には、その治療を行います。また、抗リン脂質抗体症候群や血液を固める働きの異常には、抗血栓療法を行う場合もあります。これらの治療を適切に受けることにより、次の妊娠で約70~85%の方が無事に出産をすることができるという報告があります。

Q7 普段の生活で気をつけることはありますか?

A 病気の悩みや、わからないことを主治医によく相談し、不育症を正しく理解することが大切です。また、喫煙や過度の飲酒は流産に関係する可能性が高いため、控えましょう。

Q8 不育症の相談をするには、どうすればよいですか?

A まずは、かかりつけの産婦人科の医師にご相談ください。
また、下記の不妊治療専門相談センターにおいて、不育症に関する相談をお受けしていますので、ご活用ください。

不妊専門相談センター(旭川医科大学病院産婦人科)

住所 旭川市緑が丘東2条1丁目1番1号
電話 0166-68-2568

専門相談日

毎週火曜日 午前11時00分~午後4時00分

  • 専門相談は、旭川医科大学の不妊治療の専門医師が担当します。
  • 予約受付 月曜日~金曜日(午前10時00分~午後4時00分)

網走保健所においても不妊・不育症に関する相談を受けています。