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網走保健所より伝染性紅斑(りんご病)警報が発令されました
北海道では感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づき感染症発生動向調査を実施しております。
このたび、令和7年第29週(令和7年7月14日~7月20日)における、網走保健所管内の定点あたりの伝染性紅斑(りんご病)患者報告数が、警報基準である「2人」を上回り、「伝染性紅斑警報」が発令されました。
伝染性紅斑は、頬に出現する蝶翼状の紅斑を特徴とする小児を中心にみられる流行性発疹性疾患で、飛沫または接触感染をします。その特徴から「りんご(ほっぺ)病」と呼ばれることがあります。5-9歳、ついで0-4歳の子どもに多く発症しています。
症状は、まず発熱などの風邪症状を呈する事が多く、この時期がウイルスの排出量が最も多くなります。その後1週間程度してから頬に赤い発疹が現れ、続いて手や足に網目状、レース状、環状などの発疹がみられます。また、胸部・背部などに出現することがあります。
ワクチンはありません。手洗い・うがい・マスク着用などの予防策につとめましょう。妊婦さんは、胎児感染のおそれがあるため、流行時期に風邪症状の人に近づかないようにしましょう。
参考
全道の流行状況(北海道感染症情報センター)<外部リンク>
伝染性紅斑とは(厚生労働省)<外部リンク>