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ホタテ資源調査体験レポート

ホタテ資源調査体験レポート ~真冬の極寒調査!!~

春から秋にかけて活躍してきた漁船たちも、冬ごもりのため陸揚げされていて、漁港で見かける漁船もまばらになってきました。そんな中で、来年漁獲するホタテが元気に育っているか、時化などで流されていなくなっていないかなどを確認するための調査が行なわれています。
今回、網走漁業協同組合増殖課のご厚意により、調査船に乗せていただきましたので、その様子をご紹介したいと思います。

網走漁協の調査船「若汐丸」の写真

網走漁協の調査船「若汐丸」です。8時半出航予定でしたが、この日(平成21年12月16日)は朝の気温が低かったため、9時半に出航時間が変更になりました。

しぶきを上げて進む「若汐丸」の様子

船はしぶきを上げながら、調査地点を目指してどんどん進んでいきます。
今回の調査では、来年ホタテを漁獲する場所が調査地点となります。この日の調査地点は能取岬を越えた能取湖の湖口沖でした。

調査船についた氷

冬の海上は非常に寒く、船にかかったしぶきもすぐに凍り付きます。海水が凍り始めるのが-1.8℃ですから、この日の気温もかなり寒かったことがわかります。(ちなみに、網走地方気象台のデータによると、この日の10時の気温は-4.2℃でした。)

ホタテのミニ八尺

調査は八尺と呼ばれる桁網の小型版「ミニ八尺」で行なわれます。漁業で使われる八尺の3分の1程度の大きさで、それ以外はほとんど八尺と同じつくりになっています。

ホタテのミニ八尺2

ミニ八尺は、吊上げるとこのようになっています。

八尺の爪

八尺には前方に爪がついており、この爪が海底を引っかくことでホタテが起き上がるため、後方についている網でホタテを漁獲することができます。ちなみに、この爪の付け根にはバネ(赤矢印)が付いていて、海底に大きな石などがあっても爪が引っかからないようになっています。

八尺の網

網目の形状は左の写真のようなものです。

八尺投入前

調査地点に着くと、まず最初に「ミニ八尺」を海に投入します。
海に入った八尺は、やがて海底に到達しますが、この時に爪の方向は下を向いていなければなりません。(爪で海底を引っかくため。)そこでまずは、船のヘリに爪を上に向けて八尺を置きます。

八尺投入

次に、それをひっくり返すようにして海に投げ込みます。

八尺の巻上げの様子

海底の八尺を船で引っ張りながら走り、一定の距離を引っ張った所で、船についているウインチを用いて八尺を引き上げます。

八尺の引き上げの様子

ドラムの写真

海面までウインチで引き上げた八尺を、今度はドラムを用いて船上に引き上げます。ドラムとは、ロープを巻きつけて回転させ、ロープを巻き上げる装置のことです。(左の写真参照)

八尺の引き上げの様子2

八尺の引き上げの様子3

ホタテの計数の様子

船上に引き上げたホタテを計数します。この数字をもとに、この漁場にホタテがどれくらいいるかを計算することができます。また、一部のホタテを持ち帰り、大きさを計測します。
ちなみに、ここまでの工程は実際に漁業でホタテを漁獲する方法と同じです。ホタテ漁業でも、このようにしてホタテが漁獲されています。

水温測定の様子

ホタテ自体を調べる以外にも、水温、透明度の測定、水深別の採水などが行なわれています。
左の写真は水温測定の様子、その下は採水の様子です。

採水の様子

フウセンウオの写真

左の写真は、ホタテと一緒に網に入ったフウセンウオです。時折、こんなかわいい珍客が網に入ることがあります。もちろん撮影した後、海にかえしました。

若汐丸の操舵室の写真

調査はこれで終了。港に帰ります。こんなに寒い中、調査で海に出ている網走漁協増殖課の皆さん、毎日ご苦労様です。




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