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ホッカイエビ

網走のおさかな図鑑 ~ホッカイエビ~

◆標準和名:ホッカイエビ(十脚目タラバエビ科)
◆漢字:北海蝦、北海縞蝦
◆学名:Pandalus latirostris
◆英名:hokkai shrimp
◆地方名:ホッカイシマエビ、シマエビ

ホッカイエビの写真

形態

生きている時は緑から褐色で、白あるいは黄色い数条の縦じま模様があります。(動物の体の縦・横の関係では、頭部から肛門に向かう方向が縦方向。)加熱すると緑褐色部分は赤くなるため、きれいな紅白のしま模様となります。体長は大きなもので12cmほどです。
ホッカイエビは、成長に伴いオスからメスに性が変わる、雄性先熟型の性転換種です。このため、体が大きいほうがメス、小さいほうがオスという具合に、体の大きさで雌雄がだいたい分かります。特に9月から翌5月までの9ヶ月間は、メスは腹肢に卵を抱えているので、容易に見分けられます。

生態

岩手県、青森県、北海道、国後島、サハリン、朝鮮半島東岸の内湾に主に分布しています。ホッカイエビは沿岸に分布し、特に水深1~6m程度のアマモの密生するアマモ場に多く生息します。北海道では太平洋沿岸とオホーツク海沿岸の内湾の藻場に主に生息しています。
メスは産卵直前に脱皮してオスと交尾します。オスは交尾の際に精子の入った精包を放出して、メスの生殖孔付近に付着させます。その後、24時間以内に産卵、受精し、メスは腹肢に発生途中の卵を付着させた抱卵状態となります。抱卵数は平均で340粒程度で、長径2.5mm程度の楕円形です。メスは抱卵したまま翌春まで過ごし、幼生は5月下旬、水温が10℃に達するころにふ化します。
ふ化直後の幼生の体長は約7mmで、浮遊期を経ずに、すぐにアマモの葉上などで生活するようになります。成長は速く、アマモの表面に付く珪藻類などを餌として、1ヶ月に約10mm成長します。成長するに従い、アマモ場にすむアミ類、巻き貝、ゴカイ類などの小動物、アマモ葉上に産み付けられた卵、デトリタス(生物の破片、死骸、排出物ならびに、それらが分解されたもの。)などを主な餌とするようになり、その年の11月には体長4~7cmになります。
冬の間は流れの緩やかな深みに移動し、枯れて堆積したアマモの葉の下や泥の中にもぐりじっとしています。その間はほとんど成長しませんが、翌春から再び成長し始め、1歳の9月ごろには体長6~9cmとなってオスとして性成熟します。メスとの交尾を終えたオスは、翌年の秋までに性転換し、満2歳の9月には体長9~12cmのメスとして成熟します。メスとして何回成熟するか、寿命が何年なのかなど、詳しいことは分かっていませんが、いったんオスからメスに性転換した個体が再びオスに戻ることはありません。

その他

ホッカイエビの漁場は、アマモなどが茂る藻場に限られ、北海道では比較的広範囲に藻場が広がる野付湾、サロマ湖、能取湖、厚岸湾、宗谷湾などが主な漁場になります。
能取湖では、エビかごを用いて漁業が行なわれています。エビかごでは、網目を制限することで小さなエビを逃がして大きなエビのみを漁獲できるので、資源管理をしながら漁業を続けていく上では非常によい漁具です。能取湖ではこのほかにも、資源量調査を行い漁獲許容量を設定して漁を行なうなど徹底した資源管理が行なわれています。

エビ籠の写真

その他2

ホッカイエビはアマモなどの藻場に生息しています。このアマモは実は「海藻」ではなく「海草」です。基本的に読み方は同じで、どちらも「かいそう」と読みますが、「海草」のほうは「うみくさ」と読むこともあります。では、読み方以外に何か違いはあるのでしょうか?
「海藻」と「海草」で大きく違うのは、繁殖が胞子によるものなのか、それとも種子によるものなのかということです。つまり「海藻」は海中に生える藻類のことで、花は咲かずに種子ではなく胞子で子孫を増やします。一方、「海草」は花を咲かせ、種子をつくって繁殖する種子植物です。この他にも、「海藻」の根は栄養吸収のための器官ではなく岩などに固着するためのものであるのに対して、「海草」の根は陸上の種子植物と同じように栄養を吸収するなどの違いがあります。
ちなみに、食用にされているものの多くは「海藻」で、コンブ、ワカメ、ヒジキ、モズク、テングサ、アオノリ、アサクサノリなども全て「海藻」です。




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