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スケトウダラ

網走のおさかな図鑑 ~スケトウダラ~

◆標準和名:スケトウダラ(タラ目タラ科)
◆漢字:介党鱈、介宗鱈、助宗鱈
◆学名:theragra chalcogramma
◆英名:walleye Pollock、Alaska Pollack
◆地方名:スケトウダラ、スケソ ほか多数

スケトウダラの写真

形態

下あごが上あごよりも前に出ていること、下あごのひげは無いか、きわめて小さいことが、同じタラ科のマダラ、コマイとの大きな違いです。また、体が細長く目と口が大きいことも特徴的です。背中は灰褐色、腹部は銀白色で側面にはっきりとした黒褐色斑点があり、体長は60cmほどになります。成魚ではオスの腹びれがメスより長くなるため、雌雄を判別することができます。

生態

朝鮮半島東岸から北米カリフォルニア南部に至る北太平洋や、それに隣接する日本海、オホーツク海、ベーリング海の大陸棚とその斜面水域に広く分布しており、日本周辺の分布の南限は日本海側が山口県、太平洋側が房総半島付近です。資源量が非常に多いため、漁獲対象として非常に重要な魚種であるとともに、北太平洋の生態系の中で重要な役割を担っていると考えられます。
主に水温2~10℃の所に生息し、特に2~5℃の所に多く生息します。成魚は冬から春にかけて産卵場所に集まり、夏から秋には餌を探すために分散して回遊するという生活を繰り返します。また、日中は海底付近に分布し、夜間は中層に浮上しますが、季節や年齢によって異なる移動パターンを示す場合があります。(スケトウダラはタラという名前から底魚の印象が強いですが、実際には中底層に分布する回遊性魚類です。)
1尾のメスは約1ヶ月にわたり数日おきに複数回に分けて卵を産みます。群れとしての産卵期は約4ヶ月と長く、オホーツク海では3~5月が産卵期となっています。受精卵は直径1.2~1.4mmの分離浮性卵(水中で浮き上がる浮性卵のうち、個々の卵が分離しているもの)で、生み出された後、ゆっくりと海面に向かって浮上します。ふ化までの日数は水温2℃で約26日、4℃で約20日。ふ化した仔魚は全長3.5~4.3mmで、沿岸域の表層付近に分布し、夏ごろに7cmほどの大きさになって、生活の場を海底付近に移します。その後は成長に伴って徐々に沖合に移動していきます。
仔魚や体長14mm位までの稚魚は、カイアシ類のノープリウス幼生を餌とし、その後は海域や季節によって異なりますが、カイアシ類、オキアミ類、ヨコエビ類などのほか、魚類、小型のイカ類もとるようになります。

その他

“たらこ(卵巣)”を取り除いた後のスケトウダラの身は、現在は主に練り製品の原料となるすり身に加工されていますが、スケトウダラは鮮度低下が早く、冷凍すると肉質が変化(冷凍変性)することから、かつては練り製品の原料には向かないとされてきました。しかし、1960年に北海道立水産試験場が開発した冷凍すり身技術により、冷凍変性の問題が解決され、スケトウダラは練り製品の原料として漁獲量も飛躍的に増加しました。企業化されたのは網走が最初のため、網走は“冷凍すり身発祥の地”として知られています。
ちなみに冷凍すり身は、電気炊飯器、インスタントラーメンとともに、戦後の食に係る日本三大発明のひとつに数えられています。

スケトウダラのイラスト




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