網走市は北海道の東部にあり、オホーツク海に面しています。市内には大小5つの湖と天都山と呼ばれる小高い山があり、起伏と変化に富んだ景観を形成しています。
自然の豊富さも魅力です。網走市は網走国定公園に位置しており、市内の濤沸湖(とうふつこ)は2005年11月、ラムサール条約の登録湿地になりました。
さらに阿寒国立公園や世界自然遺産に登録された知床国立公園が隣接し、網走は自然公園に囲まれた地域といえます。
冬は寒くて雪が降るものというのは北海道では当たり前ですから、冬の生活を快適に過ごすための工夫がされています。
各家庭には主に灯油を燃料とする大型のストーブがあり、これで寒い冬でも家の中を暖かくして快適に過ごせるのです。外は氷点下の寒さでも家の中ではTシャツでという過ごしかたも珍しくありません。
雪が降ると除雪車が道路に積もった雪を脇に寄せて交通を確保します。自動車のタイヤは冬でもすべりにくいスタッドレスタイヤに履き替えます。雪道での運転にはコツがいりますが、慣れと少しの注意があれば誰でも雪道を運転できます。
女満別空港までは網走から車でわずか30分。女満別空港から東京(羽田)までは1時間40分の飛行時間で、中部国際空港からは、2時間10分でアクセスしていますから、突然の用事があっても十分に対応ができます。
豊穣なオホーツク海の漁場からは、サケ、カニをはじめとする豊富な海産物が水揚げされています。網走湖や能取湖などの湖ではホタテ貝やしじみ貝の漁業が盛んです。
また、肥沃な農地を背景に畑作と酪農の大規模な経営が行われており、麦や馬鈴薯、ビート、肉類や牛乳などが出荷されています。
総合病院「網走厚生病院」があり、地域のセンター病院の役割を担っています。外来、入院などの一般診療や人間ドックのほか毎月1回、地域の住民を対象とした院内講演会も開催されています。
また、脳神経外科の専門病院として「網走脳神経外科リハビリテーション病院」があり、最先端の高度医療が行われています。
このほか、多くの病院、診療所がありますので、皆さんのかかりつけの医療機関を見つけることができます。
衣類は新素材などの開発で、薄くて軽量でも保温効果の高い防寒衣料が開発されています。ですから、寒い冬でも不自由なく外出をすることができます。
逆に屋内が暖房で暖かくなっているので、重ね着などで調節しないと暑くなってしまうこともあります。
携帯電話は、地形的に高低差のある一部の農村部や山奥を除き使用できます。
インターネットは、市街地及び郊外の住宅地では光回線の利用が可能です。ただし、農村部ではADSL回線等の利用となります。
網走から車で足をのばすと、片道1時間で屈斜路湖、摩周湖まで、2時間あれば世界自然遺産に登録された知床(ウトロから知床五湖方面)まで行くことができますから、国内でも有数の観光地への日帰り旅行が網走を起点として楽しめます。
また、宿泊すれば行動範囲はさらに拡大。多彩な旅行を楽しむことができます。
網走を含めて温泉がたくさんありますので、温泉巡りをしたり、写真が趣味の方は絶好のポイントをいくつも見つけることができます。
市内の商店街は、大きく市の中心部と郊外地区に分かれます。市の中心部には網走川に沿って、昔から商店街や飲食店街を形成しており、市役所や国、北海道の出先機関もこの地域に位置しています。
また、住宅地が郊外に広がるにつれて、市の中心部と郊外の住宅地を結ぶ道路に面して、大型スーパーや衣料品店、ホームセンターなどがショッピングゾーンを形成していますので、日常の買い物には不便を感じることありません。買い物の際の交通手段は、バス等の公共交通機関での移動も可能ですが、地元の方は自家用車を利用することが多く、長期滞在(1ヶ月以上)で網走に来られる方も、自家用車やレンタカーを利用されています。