2005年にラムサール条約登録湿地となった濤沸湖は、オオハクチョウなどの渡り鳥の重要な中継地であり、一帯は網走国定公園にも指定されており、野鳥や植物の観察に多くの方が来訪される一方、ワカサギ漁などの内水面漁業も行われ、永年にわたって環境保全とワイズユース(賢明な利用)が行われてきた湖です。
このような背景から、ラムサール条約の理念に基づき環境学習や保全活動の拠点となる施設-『濤沸湖水鳥・湿地センター(以下「センター」という)』の整備を進め、平成24年5月23日、網走市北浜地区(白鳥公園)にオープンしました。
このセンターは、所管は環境省ですが、主に管理運営を担う網走市では職員を配置し、様々な取り組みを通して、濤沸湖と地域の素晴らしさを伝えていきたいと考えています。