地球温暖化は、人間の活動の拡大などにより大気中の二酸化炭素(CO2)をはじめとした温室効果ガス の濃度が増加し、地球から宇宙空間に逃げる熱放射が遮られ、地球の気温が上昇する現象です。
平成25年のIPCC(気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change))第5次報告書では、気候システムの温暖化については疑う余地がなく、人間活動が20世紀半ば以降に観測された温暖化の支配的な要因であった可能性が極めて高いとしています。
出典)全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より
日本は、世界全体の二酸化炭素排出量の約3.6%を排出しており、国別では、中国、アメリカ、インド、ロシアに次いで世界で5番目に多く二酸化炭素を排出しています。
また、平成27年12月に行われたCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)において、2030年度までに2013年度比で温室効果ガス排出量の26%削減を世界的に約束しています。
出典)EDMC/エネルギー・経済統計要覧2017年版
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より
出典)国連気候変動枠組条約に提出された約束草案より抜粋
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より
平成26年度の北海道の温室効果ガス排出量は6,961万トン(CO2換算)であり、基準年度である平成2年度と比較すると6.9%の増加となります。
一人当たりの温室効果ガス排出量は、12.9トン/人で、全国(10.7トン/人)の約1.2倍となっており、積雪寒冷・広域分散型の地域特性が大きな要因と考えられます。
北海道では、助成金や税優遇などの制度を制定しており、エコ活動をビジネスチャンスとして活用することもできます。
詳しくは、北海道環境生活部環境局低炭素社会推進室のホームページ(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/tot/ops/of/company.htm)をご覧ください。
網走市における温室効果ガス排出量は325,158トンであり、うち事業所からの温室効果ガス排出量は207,680トンで、網走市全体の約64%を占めています。
【網走市の温室効果ガス排出量】
平成16年度(基準年度) | 平成26年度 | 平成27年度 | |||||||
事業系 | 家庭系 | 合計 | 事業系 | 家庭系 | 合計 | 事業系 | 家庭系 | 合計 | |
温室効果ガス排出量(千トン-CO2) | 242 | 128 |
370 |
209 | 116 | 325 | 208 | 117 | 325 |
構成割合(%) | 65.3 | 34.7 | 100.0 | 64.3 | 35.7 | 100.0 | 64.0 | 36.0 | 100.0 |
事業所で地球温暖化対策をすると、経費削減やイメージアップにもつながります。地球温暖化防止対策は難しいことではなく、日々の業務の中で簡単にできることです。
さっそく職員のみなさんで10の取り組みを実践してみましょう!
1 昼休憩や使用しないときには支障のない範囲で消灯する
2 クールビズ・ウォームビズを実践する
3 パソコン(デスクトップ型)を長時間使用しないときは主電源を切る
4 事務用機器の節電・低電モードの設定を行う
5 エコドライブを実践する
6 蛍光灯をLED化する
7 窓ガラスに遮光フィルムを貼り日射負荷を低減する
8 便座暖房の温度は低めに設定する
9 電気ポットを長時間使用しないときはプラグを抜く
10 紙使用量を削減する
1年間で約3,933トン(2,070kg×1,900事業所)の温室効果ガスが削減できます。
各取り組みごとの削減量・節約額については、以下のリーフレットをご覧ください。
地球温暖化防止対策の一環として、平成28年度に作成したリーフレットを改訂しました。
このリーフレットは市役所に備え付けておりますので、ぜひ手に取っていただき、取り組みを実施してみてください。
また、リーフレットをお送りすることもできますので、下記担当までお問い合わせください。
タイトル | 主な内容 |
---|---|
ストップ・ザ・温暖化(事業所版第2次改訂版)![]() |
事業所地球温暖化防止対策を紹介します |
なお、家庭版のリーフレットもありますのでご参照ください。
生活環境課 環境対策係
電話:0152-44-6111(内線340・405)