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平成30年度市政執行方針

1 はじめに

 平成30年網走市議会第1回定例会において、予算をはじめ関連する議案のご審議をいただくにあたり、市政執行の所信と施策の概要を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 これまで、本格的な人口減少社会の到来に対して、そのインパクトの緩和に意を用いながら、「健康なひと、まち、経済」を軸に様々な施策に取り組んでまいりました。一方、経済のグローバル化の進展にともなう競争力の激化や、めまぐるしく変化する社会経済情勢の中で、一基礎自治体では解決困難な課題が次々に顕在化する時代にもあると認識しております。

 先を見通すことが困難な時代でありますが、引き続き、機敏かつ柔軟な対応に心がけ、網走の持つポテンシャルを最大限に活かした、まちづくりの実践により、市民の皆様が健康で幸せを感じることができる「健康な網走」の実現を目指してまいります。

 さて、昨年の市政を振り返りますと、日本体育大学附属高等支援学校が、国内初のスポーツ教育を主軸とした特別支援学校として、4月に開校いたしました。

 生徒たちは、厳しくも優しい豊かな自然の中で、「スポーツ教育」「労作教育」「情操教育」を通じて成長し、自分の将来に自信を持って巣立っていくものと確信しております。

 また、国内最長となる150mの屋内直線走路の本格的な利用にあたり、関係機関と連携を深めながら、健常者と障がい者が区別なくスポーツのできる新たな拠点として、指導者や選手の育成、合宿誘致など利活用を進めてまいります。

 ごみの新たな分別方式の導入にあたりましては、市民の皆様のご協力により、従来との比較では、総搬入量は、約25%の削減、埋め立てごみの処分量は、約60%の削減となりました。

 引き続き、将来世代の負担を軽減するため、市民・事業者・行政が一体となり、ごみの減量化とリサイクルを推進してまいります。

 また、能取工業団地には、新たに木質バイオマス発電所の建設が進められており、森林の再生や網走港の利活用に寄与することが期待できるとともに、特別会計の健全化も更に進めることができました。

 第3回目を迎えました「オホーツク網走マラソン2017」は、特徴的なスタート会場や、能取岬をはじめとする雄大な景色、フィニッシュ会場のひまわり、充実したエイドステーションのほか、市民や農大生の皆様の温かいご声援に高い評価を頂き、日本最大級のランニングポータルサイトの大会ランキングでは、全国3位、北海道・東北ブロックでは1位となりました。

 改めてボランティアをはじめとする多くの関係者の皆様に感謝を申し上げるとともに、今後もより魅力的な大会を目指してまいります。

 JR北海道問題につきましては、鉄路の存続に向けて、オホーツク圏活性化期成会において、時間の観点と情報量の非対称の解消を念頭に課題の整理を進め、利用促進に取り組んでまいりましたが、今後さらに関係機関との連携を深めながら、広域的な課題の解決に努めてまいります。

 引き続き、第4次行政改革推進計画に基づく、行財政運営の効率化、健全化に努めながら、地域特性を生かしたまちづくりに向けて力を尽くしてまいります。

 

2 市政執行の基本方針

(1)市政を取り巻く環境

 政府は、財政健全化への着実な取組を進めるとともに、人づくり 革命の推進や生産性革命の実現に向けた設備や人材への力強い投資 などにより一億総活躍社会実現の取組を加速するとし、一方で、厳しい財政状況を踏まえ、「経済・財政再生計画」に掲げる歳出改革を着実に推進するとしております。

 平成30年度予算の総額は、97兆7,128億円となりますが、税収においては59兆790億円と、前年度当初比2.4%の増となりましたが、基礎的財政収支は、4,000億円程度の改善にとどまりました。

 一方、公債依存度は、前年度当初比0.8%の減となる34.5%となりますが、依然として高い水準にあり、国の財政は、引き続き厳しい状況にあるものと考えています。

 

(2)当市の財政状況

 平成28年度の一般会計決算は、一般廃棄物処理施設の整備や大雨災害などによる多額の特殊財政需要が生じ、基金の取り崩しにより 収支の均衡を図った、大変厳しい決算となったところです。

 当市の現状といたしましては、一般財源の根幹をなす市税の増額が見込めない中、地方交付税においても減少傾向にあり、歳出環境では、依然として高い公債費負担が続く中、公共施設等の老朽化対策などに取り組まなければならない極めて厳しい状況と認識しております。

 将来にわたって持続可能な行政運営を図るため、「網走市公共施設等総合管理計画」及び「第4次網走市行政改革推進計画」に基づき、効率的で効果的な行政運営に努めてまいります。

 平成30年度の新年度予算は、一般会計の当初予算は233億1,208万7,000円で対前年度比マイナス5億5,306万2,000円、2.3%の減となっております。

 また、9の特別会計では、116億8,741万4,000円となり、対前年度比マイナス13億6,124万9,000円、10.4%の減。水道事業会計では、16億1,717万3,000円で、対前年度比2.2%の減となったところです。

 

(3)今年のまちづくりについて

 平成30年度は、「網走市まち・ひと・しごと創生総合戦略」で掲げた5つの基本目標の達成と「健康なひと・まち・経済」を軸に網走の持つポテンシャルを更に引き出すまちづくりを進めてまいります。

 「健康なひと」という観点からは、斜網地域の4町と連携し周産期医療体制を支援するほか、引き続き、看護師と薬剤師の養成・確保に取り組む医療機関を支援してまいります。

 また、新生児の聴覚障がいの早期発見と早期療育を図るとともに、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現を目指し、行動計画を策定してまいります。

 健康維持・増進の観点などから、検討を進めている受動喫煙防止対策につきましては、関連法律の改正を視野に入れつつ、対策に向けて取り組んでまいります。

 安心して子育てのできる環境づくりでは、将来世代に大きな負担を強いることなく、持続可能な市民サービスの提供を図る観点から、施設の統合、多機能化、民間活力の活用などを念頭に、北地区では保育園・児童センターを、潮見地区では認定こども園を、西部地区ではへき地保育所をそれぞれ整備してまいります。

 また、子育て世帯の経済的負担の軽減では、子どもの医療費助成や、子どもの活動支援、地域での見守りによる子どもの居場所づくりに、引き続き取り組むとともに、子どもたちの学力・体力の向上に資する教育環境の充実を図ってまいります。

 次に、「健康な経済」という観点からは、経済のグローバル化の進展に伴う競争力の激化や人口減少の中、地域の活性化を図るためには、基幹産業である農業、水産業及び観光業の持続的な発展が不可欠であるとの認識のもと、農業については、国及び道とともにジャガイモシロシストセンチュウのまん延防止や防除に万全を尽くすとともに、農業を取り巻く環境の変化に対応するため、国際競争力の強化や高付加価値化、ICTの推進などを念頭に地域の実情に即した、第12期網走市農業振興計画を策定してまいります。

 水産業については、濤沸湖のシジミ漁業の再生支援や能取湖のホッカイエビの資源増大に向けた研究を進めるほか、引き続き、水産加工の衛生管理体制づくりや水産物のブランド化を推進してまいります。

 観光については、交流人口の更なる拡大を図るため、現状の課題整理や今後の社会情勢を踏まえながら、新たな観光振興計画の策定を進めるほか、「オホーツク網走マラソン2018」は、市民の皆様と、より魅力的な大会を目指してまいります。

 網走の持つ魅力の発信と創出を図るため、網走バルの魅力の向上に取り組むほか、オホーツクの豊かな自然を満喫するアドベンチャートラベルの検討をしてまいります。

 観光交通については、女満別空港の道内7空港一括民間委託を念頭に利用促進や調査研究を進めるとともに、鉄路については、釧網本線の観光鉄道としての可能性調査と鉄道利用者の市内宿泊の推進に取り組んでまいります。

 中心市街地の活性化については、新たに設立されたまちづくり会社「まちなか網走」との連携により、旧金市舘ビル跡地を中心としたイベントの開催や地域商社機能の強化などに取り組むとともに、網走川周辺での賑わいの創出では、散策路や屋外でのWi-Fi環境の整備を一体的に進めてまいります。

 企業誘致については、引き続き、地域の特性に即した誘致活動を推進するとともに、再生可能エネルギー発電の排熱利用による企業立地の可能性を検討してまいります。

 市場開拓・販路拡大では、ふるさと納税制度の積極的な活用を図りながら、特産品のPRに努めてまいります。

 雇用労働対策では、女性や高齢者の就労と、U・Iターンを促進してまいります。

 次に、「健康なまち」という観点から、災害に強いまちづくりを推進するため、近年頻発している集中豪雨に対する道路の冠水対策とともに、防災備蓄品の計画的な整備を進め、避難所運営ゲーム(HUG)を用いた防災研修の充実により、緊急時の体制と地域防災力の向上を図ってまいります。

 老朽化が進む公共施設等については、将来的な利用需要の変化を念頭に、予防保全の観点から、点検の強化や計画的な修繕など適切な維持管理に努め、施設の長寿命化を図るとともに、民間活力の活用を進めてまいります。

 また、公共施設の耐震化については、引き続き、様々な角度から今後の方向性を検討してまいります。

 公共交通については、コンパクトシティ・プラス・ネットワークの理念の下、効率的で利便性の高い持続可能な公共交通のあり方の検討を進めるとともに、鉄路については、存続に向けた調査研究を進め、利用促進を図ってまいります。

 空き家対策については、住宅の解体費に対する支援を行い、空き家対策に係る計画策定を進め、総合的な対策を推進してまいります。

 また、所得が一定基準の範囲内にある子育て世帯へは、民間賃貸住宅での居住支援に取り組み、高齢者には、まちなか居住を推進するなど、各種施策の推進により、誰もが暮らしやすい住環境づくりに努めてまいります。

 引き続き、行財政改革の推進に努めながら、直面する市政の課題の解決に力を尽くし、市民の皆様が健康で幸せを感じることができるまちづくりを進めてまいります。

 次に、『網走市総合計画』5つのまちづくりの目標に沿って、「豊かなオホーツクに活気みなぎるまち 網走」の実現に向けて、具体的に実施しようとする主な施策について、あらためてご説明いたします。

 

3 主要施策

(1)支え合い、安心して暮らせるまち

 第1は、「支え合い、安心して暮らせるまち」づくりです。

保健・医療

 市民の皆様が健康で安心して暮らせるよう、健康都市連合加盟都市と情報共有しながら、「健康づくりプランⅢ」に基づく保健・医療と、健康づくりを支える施策を一体的に推進してまいります。

 生活習慣病の予防に向けては、引き続き「あばしりベジラブル運動」の普及啓発とともに健康関連事業等に参加した対象者にポイントを付与する「あばしり健康マイレージ事業」により特定健診の受診率の向上を図ります。また、健康維持・増進の観点などから、検討を進めている受動喫煙防止対策につきましては、関連法律の改正を視野に入れつつ、対策に向けて取り組んでまいります。

 子どものインフルエンザの発症と重症化を防ぐための予防接種の無料化や、各種がん検診による早期発見と予防、胃がんの発病リスクを低減するため、ピロリ菌の感染検査に、引き続き取り組むほか、新生児の聴覚障がいの早期発見と早期療育を図ってまいります。

 さらに、24時間いつでも電話により相談することができる体制により、健康や医療、育児などの不安解消に努めながら、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現を目指し、行動計画の策定に取り組みます。

 地域医療については、斜網地域の4町と連携し、周産期医療体制を支援してまいります。

 また、看護師と薬剤師の養成・確保に取り組む医療機関を支援するとともに、持続可能な救急医療体制の整備を図ります。

 

地域福祉

 地域福祉については、市民の皆様や関係機関との連携により、福祉にかかわる取り組みを総合的に進めてまいります。

 また、地域共生社会の実現を目指し、地域における高齢者、障がい者、児童などの福祉に関して、市民や福祉関係者の皆様の意向を踏まえながら、地域福祉計画の策定を進めてまいります。

 高齢者福祉については、いつまでも住み慣れた地域で生きがいをもって安心して生活ができるよう、保健、医療、福祉、地域など関係機関と情報や課題の共有に努め、連携強化を図りながら、介護予防や認知症対策等の高齢者支援を進め、地域包括ケアシステムの実現を目指してまいります。

 また、介護福祉士の養成・確保に取り組む事業者を支援するとともに、引き続き、事業者との情報交換を密にしながら、介護職員の離職の防止や定着促進を図ってまいります。

 さらに、高齢者や障がい者などを対象とした、ごみ出し支援につきましては、分別の支援も加えながら、状況に応じた対応を図ってまいります。

 障がい者福祉については、引き続き、市民や事業者の皆様に障がい者への理解促進を図るとともに、ジョブコーチの養成や雇用支援を通じて就労を推進してまいります。

 子育て支援については、安心して子育てのできる環境づくりの推進と持続可能な市民サービスの提供を図る観点から、施設の統合、多機能化、民間活力の活用などを念頭に、北地区では保育園・児童センターを、潮見地区では認定こども園を、西部地区ではへき地保育所をそれぞれ整備してまいります。

 また、子育て世帯の経済的負担の軽減では、子どもの医療費助成や、子どもの活動支援のほか、地域での見守りによる子どもの居場所づくりなど、引き続き、子どもの成長に応じた支援の充実を図ってまいります。

 

社会福祉

 ひとり親家庭については、経済的支援とともに、親と児童の健康保持及び福祉の増進を図るための医療費助成や、親の就労支援に、引き続き取り組んでまいります。

 勤労者福祉については、地域における建築関連技能技術者の確保、養成及び地域定着の促進に取り組んでまいります。

 

(2)快適で調和のとれたまち

 第2は、「快適で調和のとれたまち」づくりです。

都市基盤

 市街地の整備については、網走川周辺の賑わい創出と交流人口の拡大を図るため、モヨロ地区の緑地整備、網走川左岸の散策路整備及び屋外でのWi-Fi環境の整備を一体的に進めてまいります。

 道路については、近年多発している集中豪雨に対する市道の冠水対策と通学路の安全対策を重点的かつ計画的に進めるとともに、老朽化した道路や橋梁の適切な維持管理や計画的な修繕により、長寿命化を図り、冬期対策については、ロードヒーティングと除雪車の計画的な更新により、効率的な除雪体制を図ってまいります。

 また、行政サービスの効率化と民間活力の活用を図り、予防保全を徹底するため、道路や河川の維持管理に関する業務の民間委託を進めます。

 港湾については、施設の老朽化対策を進めるとともに、15万トンクラスの大型客船の寄港について、安全対策の検討を進め、積極的なポートセールスを行ってまいります。

 漁港については、静穏域の確保等、機能保全計画に基づく整備・補修を、管理者である北海道へ要望してまいります。

 公共交通については、公共交通機関の空白地域や不便地域におけるコミュニティバスや乗合タクシーの運行などを、引き続き支援するとともに、効率的で利便性の高い持続可能な公共交通のあり方についての検討を進めてまいります。

 JR北海道問題については、引き続き、鉄路の存続に向けて、オホーツク圏活性化期成会において、時間の観点と情報量の非対称の解消を念頭に課題の整理と調査研究を進めてまいります。

 また、利用促進を図るため、広報紙での周知とともに、幼稚園での汽車遠足や中学生以下の子ども持つ家庭グループなどの汽車を利用した小旅行に対して助成してまいります。

 

生活安全

 市民の安全対策については、土砂災害ハザードマップの作成や防災備蓄品及び避難所の非常用電源の整備を計画的に進めながら、町内会等を対象にした避難所運営ゲーム(HUG)を用いた防災研修の実施により、緊急時の体制と地域防災力の向上を図ってまいります。

 さらに、公共施設の耐震化については、引き続き、様々な角度から今後の方向性を検討してまいります。

 消防については、藻琴地区・第5分団詰所の整備のほか、ポンプ車の更新などを進め、消防団の充実、強化を図ってまいります。

 

環境

 地球環境の保全については、環境の保全と創造に関する施策の基本となる「環境基本計画」を市民に周知し、地球温暖化対策の啓発を進めてまいります。

 自然環境の保護については、濤沸湖の魅力及び濤沸湖水鳥・湿地センターのPRと合わせ、ガイドの養成に取り組み、環境保全と賢明な利用を推進してまいります。

 

生活環境

 廃棄物処理については、新しい一般廃棄物・最終処分場の供用開始とともに旧施設の閉鎖を進めるほか、引き続き市民の皆様にごみ分別の意義をお伝えし、ご理解とご協力を賜りながら新たな分別手法の浸透を図ってまいります。

 公営住宅については、つくしヶ丘第2団地の建設を進めるほか、潮見団地の建替え基本計画を策定してまいります。

 また、所得が一定基準の範囲内にある子育て世帯に対して、民間賃貸住宅での居住支援を進めるほか、高齢者のまちなか居住を推進してまいります。

 空き家対策については、既存の空き家バンクの取組に加え、住宅の解体費に対する支援を行い、空き家対策に係る計画策定に取り組み、総合的な対策を推進してまいります。

 上水道については、安全で安心な水を安定して各家庭に届けるため、引き続き、導水管や配水管の布設替などを計画的に行ってまいります。

 下水道については、河川・湖沼の水環境の保全を図る施設整備とともに、冠水対策の計画的な推進に努めてまいります。

 また、地球環境の保全や資源の有効利用を図るスラッジセンターの消化ガス発電施設につきましては、供用を開始するとともに、売電を行ってまいります。

 公園については、「網走市公園施設長寿命化計画」に基づき、各施設の適正管理に努め、施設の長寿命化を図ってまいります。

 

(3)にぎわいと活力にあふれたまち

第3は、「にぎわいと活力にあふれたまち」づくりです。

農林業

 農業では、国及び道とともにジャガイモシロシストセンチュウのまん延防止や防除に万全を尽くすとともに、国際競争力の強化や高付加価値化、ICTの推進などを念頭に第12期網走市農業振興計画を策定するほか、畜舎の防疫体制の強化を図り、引き続き、大空町、東京農業大学と連携し、大麦や長いもの高付加価値化の推進とインターンシップを活用した労働力確保の構築に取り組みます。

 林業については、森林のもつ木材生産と環境保全という多面的機能の維持と再生を図るため、計画的な森林整備を推進します。

 

水産業

 漁業については、濤沸湖のシジミ漁業の再生支援や能取湖のホッカイエビの資源増大に向けた研究を進めるほか、引き続き、海面・内水面における漁場環境保全や増養殖対策、網走湖及び能取湖の水質・資源調査を支援し、漁家経営の安定化を図ってまいります。

 水産加工振興については、衛生管理体制づくりの支援や水産物のブランド化の推進のほか、当市に縁のある企業や東京網走会、友好都市などとの連携により、地場水産物のPRとともに、ふるさと寄附の特典として取り扱うことで消費拡大を図ってまいります。

 

観光

 観光については、交流人口の更なる拡大を図るため、現状の課題整理や今後の社会情勢を踏まえながら、新たな観光振興計画の策定を進めてまいります。

 「オホーツク網走マラソン2018」は、市民の皆様と、より魅力的な大会を目指すとともに、観光物産交流都市・天童市との市民ランナーの交流やエイドの交換などを通じて、大会の充実とPRを図ってまいります。

 網走の持つ魅力の発信と創出を図るため、網走バルの魅力の向上に取り組むほか、カヤックなどの体験プログラムの研究開発に取り組み、オホーツクの豊かな自然を満喫するアドベンチャートラベルの検討をしてまいります。

 外国人観光客の誘致については、東アジアや東南アジアをターゲットに広域連携による誘客促進を図るとともに、広域周遊観光の促進に取り組んでまいります。

 観光交通については、女満別空港の道内7空港一括民間委託を念頭に利用促進や調査研究を進めるとともに、鉄路については、釧網本線の観光鉄道としての可能性の調査と鉄道利用者の市内宿泊を推進し、合わせて観光施設巡りバスなど二次交通の充実を図ってまいります。

 

商工業

 中心市街地対策については、新たに設立されたまちづくり会社「まちなか網走」との連携により、旧金市舘ビル跡地を中心としたイベントの開催や地域商社機能の強化、空き店舗の活用などを支援し、中心市街地の活性化を図ってまいります。

 また、天都山周辺の魅力の向上として、天空の里エリアへの出店を促進してまいります。

 ものづくりについては、国内販売・海外輸出の促進と対外競争力の強化を図るため、引き続き、北海道HACCPの導入や新製品の創出及び販路の拡大に対する支援のほか、起業化支援に取り組み、セミナーなどの開催を通じて、ものづくりに対する気運の醸成や支援制度の周知を図ってまいります。

 また、地域の経済活性化を担う人材育成に取り組む東京農業大学の6次産業化・農商工連携の取組を支援してまいります。

 市場開拓・販路拡大では、ふるさと納税制度の活用を図りながら、特産品のPRに努めるとともに、大都市圏における商談会等への参加を支援してまいります。

 企業誘致については、引き続き、地域の特性に即した誘致活動を推進するとともに、再生可能エネルギー発電の排熱利用などについて調査研究を重ね、新たな企業立地の可能性を検討してまいります。

 雇用労働対策では、女性の就労に関するフォーラムの開催により女性の就労を推進し、女性や高齢者を中心に事業者とのマッチングを図る企業説明会を開催してまいります。

 また、U・Iターンを促進するため、企業の取組に対する支援のほか、網走を離れた若者に対して、ふるさとの求人情報や日常的な情報を発信してまいります。

 

(4)みずから学び、ふれあいを大切にするまち

 第4は、「みずから学び、ふれあいを大切にするまち」づくりです。

幼稚園

 就学前施設から小学校への円滑な接続と連携のために、幼児と児童との交流や教職員が教育内容や指導方法の相互理解を深め、いわゆる「小1プロブレム」の未然防止を図るため、幼稚園・
保育園・認定こども園・小学校の連携を進めてまいります。

 

義務教育

 学校教育については、教育内容の充実、学校運営の改善、教育環境の整備に努めることにより、子どもたちの確かな学力、豊かな心、健やかな体の調和のとれた成長を促す取組を推進して
まいります。

 このため、学習支援員を配置し、習熟度別授業や少人数指導などの取組とともに、小学校の教室に無線LAN環境及び指導用タブレット端末を整備し、ICT機器を活用した教育の充実を図り、授業の円滑な進行と質の向上に努めてまいります。

 また、児童の学力・体力向上を図るため、東京農業大学の学生ボランティアによる土曜日学習サポート及び、日本体育大学の指導者による実演授業に、引き続き取り組んでまいります。

 特別支援教育では、特別な支援を必要とする子どもたちの学校生活や学習活動をサポートする支援員を増員してまいります。

 さらに、学校と地域が連携・協働により学校の運営に取り組む仕組み「コミュニティ・スクール」の導入を促進するとともに、校務支援システムを導入し、校務の情報化により、教育の質の向上とともに、教員の事務負担の軽減を図り、すべての教員が子どもたち一人ひとりと向き合う時間を確保することができるよう、取り組んでまいります。

 また、教職員用パソコンの更新を進めてまいります。

 

高等教育

 高等教育については、網走南ヶ丘高校定時制課程の振興のための助成を引き続き実施するとともに、東京農業大学や学校支援地域本部との連携による教育ボランティアの拡大に努めてまいります。

 東京農業大学については、学生確保対策として地元や友好都市等から入学する学生への学資支援金の給付を、引き続き実施してまいります。

 日本体育大学附属高等支援学校については、経済的負担を軽減するため、入学費用の一部を支援するとともに、国及び道の補助制度が適用されるまでの学校運営に関する経費や施設整備に必要な支援を、引き続き実施してまいります。

 

社会教育

 社会教育については、市民の主体的な学習が豊かで潤いのある地域づくりへと発展していく契機となるような学びの場の充実を図り、網走の魅力や価値を再発見し、新たな発想や創造のための学習機会を提供してまいります。

 また、子どもたちの豊かな心や感性、たくましく生きる力を育み、夢を持って生きることのすばらしさを学ぶ、子ども夢育事業に取り組むとともに、青少年への学習環境整備を図るほか、高等教育機関等と連携し、市民への多様な学習機会を提供してまいります。

 図書館については、各種の資料収集や整備・保存に努め、多くの市民が読書に親しめる環境づくりに取り組んでまいります。

 美術館・博物館では、市民の自主的な学習活動や学習成果の社会還元を支援するため、企画展示や普及活動を実施してまいります。

 

芸術文化

 芸術文化については、多くの市民が優れた芸術文化に触れ、豊かな人間性を育む芸術文化活動の充実を図るため、市民の企画提案を受けながら、さまざまな芸術文化公演の鑑賞機会を提供するとともに、芸術系大学、団体等の合宿誘致により、芸術文化の活動拠点づくりを図るほか、将来が期待される若手美術家の作品を収集し、公共施設等に展示いたします。

 

文化財

 モヨロ貝塚については、郷土を代表する古代モヨロ文化を伝える文化講座の開催などにより史跡を広くPRし、まちのシンボリックイメージとしてのモヨロ文化の定着を図ってまいります。

 郷土博物館建物については、国の重要文化財指定を目指し、引き続き、必要な整備を進め、博物館網走監獄については、重要文化財の耐震診断調査を支援してまいります。

 

スポーツ

 スポーツについては、競技スポーツはもとより、生涯にわたり気軽にスポーツに親しみ、健康の維持・増進が効果的に図られる環境整備を行ってまいります。

 また、トップアスリート等が「夢先生」として学校を訪問し、授業を行う「夢の教室」を、引き続き市内の全小学校で開催し、児童の健全育成に取り組むとともに、全道大会、全国大会に出場するスポーツ少年団へ遠征費用を支援し、子育て世帯の負担軽減を図ってまいります。

 障がい者スポーツについては、障がいのある人が、それぞれの状態に応じたスポーツに親しむ環境づくりにより、活動の場を広げながら、身体を動かす喜びの体感を通じて、健康増進や体力向上に繋げるとともに、障がい者スポーツ選手や指導者の育成を図ってまいります。

 スポーツ合宿の誘致については、ラグビーワールドカップ日本大会をはじめ、東京オリンピック・パラリンピックなどのキャンプ地としての誘致活動に取り組んでまいります。

 また、国内最長となる150mの屋内直線走路の本格的な利用にあたり、関係機関と連携を深めながら、健常者と障がい者が区別なくスポーツのできる新たな拠点として、利活用を進めてまいります。

 

交流

 国際交流については、東京オリンピック・パラリンピックのホストタウン登録に伴い、オーストラリアの合宿誘致に取り組み、選手をはじめ関係者との交流を推進してまいります。

 また、姉妹都市であるポートアルバーニ市とは、少年少女訪問団の派遣など青少年の交流を中心に友好を深めてまいります。

 大韓民国蔚山広域市南区との交流は、引き続き、市民の主体的な友好交流の促進を図ってまいります。

 ロシアとの交流については、国の動向などを注視し、経済活動や人的交流の取組の可能性について調査・研究してまいります。

 地域間交流では、交流人口の拡大による地域経済への波及効果を高めるため、網走の食材などを扱う市外事業者や、ふるさと寄附をいただいた方々を中心にあばしり応援人・応援隊を募り、さまざまな分野で網走のPRを進めてまいります。

 また、網走で働くことを希望する若者を大都市圏から募る、地域おこし協力隊を引き続き活用し、移住・定住の促進に努めます。

 さらに、首都圏をはじめとする他地域から健康で学習意欲旺盛な中高年代の方々を東京農業大学生物産業学部大学院で受け入れ、地域課題の研究の取組と移住者が必要とする支援策のモニタリングを通して、網走版CCRC構想の検討を進めてまいります。

 

(5)みんなで知恵を出し、いっしょにつくるまち

 第5は、「みんなで知恵を出し、いっしょにつくるまち」づくりです。

地域協働

 地域協働については、まちづくりの主体である市民や地域活動の核である町内会、さまざまな分野で活動している市民活動団体などの多様な組織・団体とともに取り組んでまいります。

 特に、住民による助け合い支え合う「共助」と「地域力」の向上を図る町内会活動への理解と市民活動の活性化を支援してまいります。

 広報・広聴分野では、広報紙を充実させるとともに、さまざまな情報伝達手段を活用して、正確で的確な市政情報の提供に努めてまいります。

 また、「まちづくりふれあい懇談会」、「みんなの市長室」、「市長への手紙」などを引き続き行い、市民と一緒に考えていくまちづくりを進めてまいります。

 

行財政

 行政運営の取組については、北海道大学公共政策大学院をはじめとする連携協定を締結している大学などと連携し、「網走市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の達成度や進捗状況を検証・分析するとともに、効率的、効果的な施策に取り組んでまいります。

 財政運営の取組については、「網走市公共施設等総合管理計画」及び「第4次網走市行政改革推進計画」に基づき、健全な財政の維持と効率的な行財政運営に取り組んでまいります。

 また、「おいしいまち網走」の魅力を、引き続きPRしてまいります。

 

広域連携

 広域連携については、大空町と形成した定住自立圏において、共生ビジョンに基づき、公共施設の利用料フラット化及び土曜日における小中学生の社会教育施設利用料の無料化など、圏域形成に必要な生活機能の確保を図る取組を、引き続き進めてまいります。

 また、大空町と連携し、農産物の機能性を活用した産業化の可能性等について調査研究を進めるとともに、東京農業大学の世田谷・厚木キャンパスの学生インターンシップを受け入れ、就労体験の提供と将来的な人材確保の体制構築に、引き続き取り組んでまいります。

 その他の地域との連携については、釧路市及び帯広市との空港を軸とした地域連携を行い、道東地域ならではの観光素材の魅力を磨き、発信することにより外国人観光客の誘客を図ってまいります。

 また、サイクリングに適した環境を有する地域として、北見市・大空町と連携を図り、サイクリストの受入環境を整備し、サイクルツーリズムによる「オホーツク」地域のブランド化を目指してまいります。

 さらに、「斜網地域維持管理協議会」が維持管理する農業水利施設の「緑ダム」を活用して小水力発電施設を整備し、オホーツク地域における二酸化炭素排出量の削減に取り組んでまいります。

 

4 おわりに

 本格的な少子高齢化と人口減少の進展により、現状を維持することさえ難しくなる大変厳しい時代を迎えています。

 そうした中にあって、市民の皆様をはじめ、各関係機関、団体の皆様とより一層の連携を図り、一丸となって、網走のポテンシャルを活かした、まちづくりを推進し、誰もが健康で幸せを感じることができる「健康な網走」の実現を目指してまいりますので、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

市政

網走市役所 

〒093-8555 北海道網走市南6条東4丁目
電話:0152-44-6111 Fax:0152-43-5404

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