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感染の予防について
インフルエンザの特徴
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こり、かかった人の咳やくしゃみでウイルスが空気中に広がり、それを吸い込むことで感染します。
典型的な症状は、突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などで、のどの痛み、咳、鼻水なども見られ、普通の風邪に比べて全身症状が強いのが特徴です。気管支炎や肺炎を合併し、重症化することもあります。
流行が始まると、短期間に膨大な数の人を巻き込む点でも普通の風邪とは違います。さらに、インフルエンザが流行すると、特に65歳以上の高齢者や慢性疾患患者で死亡率が普段より高くなるという点でも普通の風邪とは異なりますので、注意が必要です。
インフルエンザの感染予防のために
インフルエンザの予防には、流行前に予防接種を受けることがもっとも有効な予防法ですが、それ以外にも誰にでもできる次のような予防策が有効です。
せきエチケット
咳やクシャミをするときは、ティッシュなどで口と鼻をおおい、飛沫をとばさないように心がけましょう。使ったティッシュはすぐゴミ箱に捨てましょう。手はすぐ洗いましょう。
うがい
外から帰ったら、うがいをしましょう。まず口をすすいでから、最後にのどの奥のうがいを。
手洗い
指の間、手首、手全体を石鹸でしっかりと15秒以上。
マスクの着用
人の多い所ではマスクを着けましょう。花粉用の不織布マスクが効果的。
十分な栄養と休養をとりましょう。
室内を適切な湿度(50~60%)に保ちましょう。
インフルエンザを発症した児童・生徒等の出席停止期間の基準について
文部科学省所管の法律により定められております幼稚園、小中高等学校及び大学等におけるインフルエンザを発症した場合の出席停止期間については、平成24年4月より下記のとおりとなっています。
病・医院を受診し、インフルエンザと診断された場合は、感染拡大を防ぐため、医師の指示に従って療養していただくよう、よろしくお願いします。
出席停止期間の基準
- 幼稚園児
インフルエンザ発症後5日を経過し、かつ解熱した後3日を経過するまで。 - 小中高校生及び大学生
インフルエンザ発症後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまで。
保育所における感染拡大防止策について
保育所における、インフルエンザを発症した場合の登園を避ける基準につきましては、平成21年に厚生労働省からガイドラインが示されており、「症状が始まった日から5日以内に症状が無くなった場合は、症状が始まった日から7日目まで又は解熱した後、3日を経過するまでは、登園を避けるよう保護者に依頼」するよう通達がされています。
お子様の保護者の方へ
インフルエンザにより、インフルエンザ脳症を発症することがあります。
以下の症状が見られる場合は、速やかに医療機関を受診してください。
インフルエンザ様症状(発熱及び咳・のどの痛み・鼻水・鼻つまりなど)に加え、
- 呼びかけに応えないなど意識レベルの低下が見られる
- 持続した痙攣、痙攣の発作を繰り返して30分以上意識が完全に回復しない
- 意味不明の言動が見られる
(注)解熱剤の中には、インフルエンザ脳症の予後を悪化させる成分が含まれていることがあるので、必ず医療機関を受診して、医師の指示に従ってください。
インフルエンザQ&A
厚生労働省のホームページでは一般の方に理解していただきたいインフルエンザの基本的な情報をQ&A形式にまとめています。こちら《インフルエンザQ&A》<外部リンク>も併せてご覧下さい。