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網走市の行う事務・事業から温室効果ガス排出量を公表します

ページID:0008644 更新日:2024年3月5日更新 印刷ページ表示

網走市の事務・事業における温室効果ガスの排出量を公表します(2022年度実績値)

網走市では地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき「第4期網走市地球温暖化対策実行計画【事務事業編】」を策定しています。市の事務および事業から排出される温室効果ガスの削減を図ることが目的です。事務局(環境対策係)では進行管理として、関係するすべての部署から前年度に使った電力量や給油量を毎年度集計しています。このたび、その実績値が確定したので公表します。
なお、過去の結果については事務局までお問い合わせください。

はじめに

温室効果ガスにはいくつもの種類がありますが、集計対象となるのは二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボンの4種類です。地球温暖化に対する効果の度合いはそれぞれ異なります。たとえばメタンは二酸化炭素の25倍、一酸化二窒素は二酸化炭素の298倍の効果があるとされています。この度合いを「地球温暖化係数」と呼びます。集計は排出量の大半を占める二酸化炭素に換算して行われています。換算後の単位はt-CO2(トンシーオーツー)と表します。以降、特に断りがない限り排出量の単位はすべてt-CO2です。
(注)厳密にはパーフルオロカーボンと六フッ化硫黄も集計対象となりますが、市の施設からは排出されていません。

最新の温室効果ガス排出量と地球温暖化係数をまとめました

市の事務・事業における温室効果ガスの排出量は、次表のとおりです。

市の事務・事業による温室効果ガスの排出量
温室効果ガスの種類 排出量 地球温暖化係数
二酸化炭素 9,236 1
メタン 7,697 25
一酸化二窒素 228 298
ハイドロフルオロカーボン 2.11 12~14,800
パーフルオロカーボン - 7,390~17,340
六フッ化硫黄 - 22,800
排出量計 17,163 -

温室効果ガス排出量の基準年度(2013(平成25)年度)との比較

網走市では北海道にならって基準年度を2013(平成25)年度に設定しています。そこから中間年度である2030(令和12)年度までに基準年度比で温室効果ガス排出量を48%削減し、目標年度である2050(令和32)年度までに温室効果ガス排出量が実質ゼロとなる脱炭素社会の実現を目指しています。基準年度と最新年度の比較は、次表のとおりです。

基準年度と最新集計との比較
温室効果ガスの種類 基準年度の排出量 最新年度の排出量 比較増減(単位:%)
二酸化炭素 9,848 9,236 -6.21
メタン 9,007 7,697 -14.54
一酸化二窒素 275 228 -17.09
ハイドロフルオロカーボン 1.74 2.11 21.26
パーフルオロカーボン - - -
六フッ化硫黄 - - -
排出量計 19,133 17,163 -10.30

最新年度の温室効果ガスの総排出量は17,163t-CO2になります。基準年度と比較して約1,970t-CO2の減少、排出率10.30%の減少です。中間年度の削減目標値である40%減とするには、年度毎に1,894t-CO2ずつ減少させていく必要があります。

二酸化炭素排出量を原因別にまとめました

燃料種類別の二酸化炭素排出量

市の事務・事業における二酸化炭素排出量である8,967トンのうち、電気の使用に占める比率が約70%と最も多く、次いで暖房用灯油、暖房用A重油と続きます。

燃料種類別の二酸化炭素排出量
区分 排出量 構成比(単位:%)
電気 6,658 72.09
灯油(暖房用) 1,197 12.96
A重油(暖房用) 806 8.73
軽油(自動車) 423 4.58
ガソリン(自動車) 105 1.147
液化石油ガス 47 0.51
排出量計 9,236 100

電気の使用に伴う二酸化炭素排出量

電気の使用に伴う二酸化炭素排出量のうち、ロードヒーティングが約37%と最も多く、市内の小中学校の合計が約20%、下水道の浄化センター関連施設が約17%、エコーセンターが約5%、であり、これらの合計で全体の約80%を占めています。

電気の使用に伴う二酸化炭素排出量
区分 排出量 構成比(単位:%)
ロードヒーティング 2,476 37.19
下水道施設 1,156 17.37
街路灯 33 0.50
小中学校 1,344 20.19
エコーセンター 387 5.82
総合体育館 107 1.62
本庁舎 127 1.91
送水浄水施設 151 2.27
廃棄物処分施設 348 5.23
その他 525 7.90
排出量計 6,658 100

 

灯油・A重油の使用に伴う二酸化炭素排出量

灯油・A重油の使用に伴う二酸化炭素排出量のうち、小中学校が約40%、総合体育館が約16%、エコーセンターが約10%を占めています。

灯油・A重油の使用に伴う二酸化炭素排出量
区分 排出量 構成比(単位:%)
小中学校 795 39.69
総合体育館 309 15.43
エコーセンター 195 9.74
本庁舎 102 5.11
消防署 96 4.78
市民会館 58 2.91
西庁舎 60.1 3.04
その他 387 19.31
排出量計 2,003 100

自動車走行に伴う二酸化炭素排出量

自動車走行に伴う二酸化炭素排出量は、都市管理課が約69%を占め、道路維持事業など、自動車の運行が多い部署で排出量が多くなっています。

自動車走行に伴う二酸化炭素排出量
区分 排出量 構成比(単位:%)
都市管理課 367 69.38
消防署 50 9.50
農林課 13 2.55
学校教育課 11 2.06
スポーツ課 7 1.37
その他 80 15.13
排出量計 528 100

メタン排出量

メタン排出量7,697トン(二酸化炭素換算)のうち、廃棄物の埋立処分によるものが約99%と大部分を占めています。

メタン排出量
区分 排出量 構成比(単位:%)
廃棄物の埋め立て 7,587 98.58
その他 110 1.42
排出量計 7,697 100

一酸化二窒素排出量

一酸化二窒素排出量228トン(二酸化炭素換算)のうち、下水及びし尿処理によるものが約96%、自動車の走行によるものが約3%であり、これらの合計で全体の約99%を占めています。

一酸化二窒素排出量
区分 排出量 構成比(単位:%)
下水処理等 219 95.9
公用車の走行 6 1.3
その他 3 2.8
排出量計 228 100

ハイドロフルオロカーボン排出量

ハイドロフルオロカーボンは、自動車用エアコンディショナー(カーエアコン)から漏えいするものを算定対象として、2.11トン(二酸化炭素換算)です。

その他の温室効果ガス排出量

地球温暖化対策の推進に関する法律で定める温室効果ガスには上記以外に、パーフルオロカーボン及び六フッ化硫黄がありますが、市の施設では使用されていません。