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タラバガニ

網走のおさかな図鑑 ~タラバガニ~

◆標準和名:タラバガニ(十脚目タラバガニ科)
◆漢字:鱈場蟹
◆学名:Paralithodes camtschaticus
◆英名:red king crab、Alaska king crab
◆地方名:タラバ

タラバガニの写真

形態

カニ類は鉗脚(先端がはさみ状になっている脚。タラバガニの場合は右の鉗脚が強大になっています。)のほかに4対の歩脚(歩行に用いる脚)を持つのに対し、ヤドカリの仲間であるタラバガニでは、最後の1対が退化して甲殻の下に隠れています。オスの腹節(腹部)は三角形に近いのに対し、メスのそれは円形に近いことで雌雄を識別できます。また、メスの腹節は左右非対称で、末端部が右に偏っていることもカニとは異なっています。
甲殻の表面には明瞭な棘(きょく=とげ)が多数あり、胃域(甲殻のH字模様の上側の部分)に6棘、心域(甲殻のH字模様の下側の部分)に6棘、鰓域(甲殻のH字模様の両側の部分)に7~10棘のほか、前縁、前側縁、後側縁および後縁にそれぞれ4~5棘あります。
タラバガニの体色は、生きている時には背面は紫色、腹面や鉗脚のはさみの部分は朱黄色、歩脚の末端は濃紫色で、熱を加えると体表面が朱色になります。

生態

アラスカ沿岸の北極海、ベーリング海、北太平洋、オホーツク海の水深30~360mに分布しており、日本近海では北海道周辺に生息しています。未成体(幼生期を過ぎたもので、成体に達する以前の個体。)期には浅みに密集して分布し、成体(性的に成熟した個体)に近づくと深みに分散しますが、産卵期(4~6月)には、沿岸域の浅みに移動します。
卵はやや楕円形で長径0.8~1.0mm、短径0.7~0.8mm、色は青紫色をしています。産卵数は甲長10~15cmで5万~18万粒になります。ふ化は産卵してから約1年後の3~5月ごろで、ゾエア幼生で生まれ、その後4回脱皮してグローコテ幼生となり、さらに12~20日後に脱皮、変態して、成体の特徴を示す第1齢期(成体と同じ形態となってから、次の脱皮までの期間。)の稚ガニとなって海底で生活するようになります。
北海道近海に生息するタラバガニでは、6歳で100mm前後となって性成熟を迎えます。

その他

北海道沿岸では古くからタラバガニが混獲等で漁獲されており、現在は主に刺網で漁獲されています。1960年に北海道全体で約8,000トンあった漁獲量は、近年では100~200トン程度と激減しており、沿岸資源の減少が懸念されています。




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