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平成25年度教育行政執行

教育長

はじめに
1.幼稚園教育
2.義務教育
3.高等学校・高等教育
4.生涯学習
5.社会教育
6.家庭教育
7.芸術文化
8.文化財
9.スポーツ
10.国際化対応
おわりに

はじめに

 平成25年第1回定例会の開催にあたり、教育行政の基本的な考え方と施策の大要について申し上げます。

 我が国は、人口減少や少子高齢化、長引く経済の低迷、環境やエネルギー問題、そして東日本大震災からの復興など、解決すべき問題が山積しており、また政権交代による政策の転換などにより、先行きに不透明感の漂う難しい時代になってきています。

 このような状況であればこそ、なお一層、子どもたちには困難に立ち向かい、新しい時代を切り拓くたくましさを育んでほしいと思うところであります。
そのためには、子どもたち一人ひとりに基礎・基本をしっかりと身につけさせ、社会がどのように変化しようとも、主体的に判断し、行動し、課題解決できる「生きる力」の育成に努めるとともに、教育環境の整備等、教育の充実・発展に尽力してまいります。

 また、市民一人ひとりが夢や希望を持って豊かな社会生活を送ることができるよう、教育委員会としましては平成20年に策定された「網走市総合計画」や「網走市の教育目標」を具現化するための「網走市学校教育計画」、並びに、「第3次網走市社会教育長期計画」などに基づき、関係部局や関係機関・団体との連携を強化して、各種施策を推進してまいります。

 各施策の取り組みにつきましては、教育委員会の活動状況に関する事務点検・評価による検証を行い、その改善を図りながら、市民の信頼に応えるべく、より効果的な教育行政を推進してまいります。

 この後は、主な項目について申し上げます。

1.幼稚園教育

 第一に、幼児教育と小学校教育の連携についてでありますが、小学校への入学は幼児にとって大きな変化となります。小学校に入学したばかりの児童が集団行動が取れない、授業中に座っていられない、話を聞かないなどのいわゆる「小1プロブレム」の未然防止を図るために、就学前施設から小学校への円滑な接続と連携が必要となります。
 このため、子ども同士の交流や教職員相互の教育内容の理解及び指導方法の工夫改善を図るなど、「幼稚園・保育所・認定こども園・小学校」の連携を進めてまいります。

2.義務教育

 第二に、義務教育についてでありますが、新しい学習指導要領が平成23年度から小学校において完全実施されたのに続き、24年度は中学校においても完全実施となり、各学校においては子どもたちの「生きる力」をより一層育むことを目指しているところです。
子どもたち一人ひとりが高い志や夢を持ち、未来に向かってたくましく生きていくためにも「知(確かな学力)・徳(豊かな心)・体(健やかな体)」の調和のとれた育成が必要であり、学校、家庭、地域社会及び行政がそれぞれの役割と責任を果しつつ、これまで以上に密接に相互の連携・協力を図りながら諸課題の解決に向けた施策を進めてまいります。

 はじめに、「確かな学力」につきましては、全国学力・学習状況調査の結果を分析・活用するなどして、学習指導方法の工夫改善を進めるほか、家庭学習、習熟度別指導、朝読書、長期休業中や放課後の学習サポート等を推進するとともに、学力向上に関わる情報交換や学習指導力向上を目的として昨年設置した「網走市学力向上推進委員会」への支援や教材等の整備に努めてまいります。
また、引き続き「学校教育研究実践校」を指定することで、校内研修を活性化し教職員の指導力の向上に努めてまいります。

 「豊かな心」の教育につきましては、多様化・複雑化した現代社会においては、規範意識や思いやりの心を醸成するために道徳教育の果す役割が益々重要となることから、子どもたちの豊かな人間性や社会性などを育む道徳教育の充実に努めてまいります。

 「健やかな体」の育成につきましては、全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果を活用するなどして、各学校での体力向上のための取り組みを支援するとともに、市内全小学校で体育教科にタグラグビーが導入されたところであり、引き続きタグラグビー大会の開催などを通した市内児童の交流機会の確保に努めてまいります。
また、「早寝・早起き・朝ごはん」運動の推進などを通じて子どもたちの生活リズムの向上に取り組んでいくほか、食育の推進にも努めてまいります。

 次に、生徒指導につきましては、いじめ、不登校などの問題行動や児童虐待などの未然防止、早期発見に努め、特に、いじめ問題については、早期対応等による問題解決が重要となることから、学校における指導体制の充実を図ってまいりますとともに、学校における児童・生徒一人ひとりの満足感や意欲、更にクラスの状態を把握することで問題行動や学級崩壊の予防や対策につなげる取り組みとして、学級診断アセスメントとして活用できるアンケート(Q-Uテスト)を実施してまいります。
また、学校、子どもたち、保護者からの教育問題や生活等に関する悩み・心配ごとの解決につきましては、学校、保護者、スクールカウンセラー、家庭児童教育相談室の相談員等の連携に努めるほか、適応指導教室(クリオネ学級)での不登校児童生徒の学校復帰のための取り組みを進めてまいります。

 特別支援教育につきましては、障がいのある子どもたちや特別な支援を必要とする子どもたちの個別の教育ニーズに対応するため、引き続き特別支援学級や通常学級に支援員を配置し、一人ひとりの教育的ニーズに応じた適切な支援に努めるほか、教職員や支援員を対象にした研修会の開催や、教材教具の整備等にも努めてまいります。

 登下校時の児童生徒の安全確保につきましては、これまでも各地域において保護者や一般住民、関係団体等の協力や連携による地域の見守り活動が行われており、教育委員会といたしましては、これらの活動を側面的に支援していくとともに、「子どもの安全確保連絡会議」との連携に努めるほか、地域を巡回するスクールガードリーダーを継続して配置するなど、地域や学校の実態に応じた安全体制の一層の充実を図ってまいります。

 学校図書館につきましては、子どもたちの読書環境の中心的役割を担う学校図書館の専任職員である学校図書館司書1名を配置し、学校図書館の更なる機能向上を目指した検証を進めてまいります。
 また、平成25年度から2カ年で市内全小中学校において文部科学省が定める「学校図書館図書標準」を達成できるよう蔵書の充実を図り、子どもたちの読書環境のさらなる充実に努めてまいります。

 次に、学校施設の整備につきましては、小中学校の耐震化率については平成24年度末には100%となり、児童生徒の安全が確保される見通しとなりました。
 しかし、本市の学校は建築から相当年数を経過した施設が多く、校舎・屋体・設備等の老朽化が進んでいることから、この老朽化した学校施設を効果的かつ効率的に整備・改修し、長寿命化を図っていくことが課題となっています。
 このため、学校の施設・設備の状況を適切に調査・把握し、中長期的な整備計画を策定し、計画的に整備していくために、平成25年度から施設調査及び整備計画の策定に取り組んでまいります。
また、老朽化した2カ所の学校給食施設の改修を終え、4月には、「親子方式」による共同調理場の運用を開始し、より一層子どもたちに安全で安心な学校給食の提供に努めてまいります。

 このほか、学校施設につきましては、学校と地域との連携をより深める観点から、引き続き地域に開放するとともに、学校評議員や「学校支援地域本部事業」の活用などにより、地域に開かれ信頼される学校づくりをめざしてまいります。

3.高等学校・高等教育

 第三は、高等学校・高等教育についてであります。
 網走南ヶ丘高校定時制課程への助成を継続するとともに、東京農業大学生物産業学部や学校支援地域本部との連携による、市内小中学校での農大生や一般市民の「教育ボランティア」の拡充に努めてまいります。
 また、奨学資金貸付制度についても、従来同様の運用を図ってまいります。

4.生涯学習

 第四に、生涯学習につきましては、生涯のいかなる時期からでも、自分に適した学習方法で学ぶことができ、その成果が適切に評価され活かすことのできる生涯学習社会を推進するために、社会教育行政の果たすべき役割は重要であります。
 このため、市民の学習活動の成果を発表し交流する場としての「あばしりまなび塾フェスティバル」を引き続き実施してまいります。
 また、市民のだれもが安全・安心して利用できる環境整備を図るため、オホーツク・文化交流センターや市民会館の設備補修を行うほか、学習機会や情報の提供のため、広報紙やソーシャルメディアの効果的な活用、さらには網走に関する情報を発信している「情報センター」の充実に努めてまいります。また、市民への利用・活用を考慮し、月曜日の一部開館試行を引き続き実施してまいります。

 図書館につきましては、市民の様々な生活課題の解決や生涯学習を支援するため、幅広い図書資料の収集と整備・提供の充実を図ってまいります。
 市民が利用しやすい環境づくりにつきましては、インターネットを活用した蔵書の公開、予約受付、調べ物検索のためのタブレットパソコンの設置などのほか、テーマを設けた展示やふるさと学習支援などの特別展示、課題解決型の健康に関する常設コーナー設置など、多様な視点で各種図書資料の紹介を行い、市民に役立つ図書館づくりを図ってまいります。
 地方資料につきましては、貴重な地域の資料を継続して収集し整備していくほか、地元新聞や地方新聞などの電子化による永続的な保存を図ってまいります。
 読書活動及び読書の普及促進につきましては、子どもの読書活動を推進するため、「ブックスタート事業」の実施、学校などと協力した中での「ブックトーク事業」、「学校巡回図書推進事業(クリオネ分庫)」の実施、「子ども読書週間」への取り組み、図書館内外での読み聞かせ会の開催など、乳幼児からティーンズ世代へのより良い読書環境づくりに努めてまいります。

 高齢者や障がいのある方々の読書活動におきましても、福祉コーナーの充実やボランティア団体等との協働による読書機会の充実に努めてまいります。
また、利用者拡大とサービス向上を目的に、月曜日が祝日と重なる場合の開館を試行してまいります。

5.社会教育

 第五に、社会教育につきましては、市民一人ひとりの学習課題への対応や市民生活と経済活動との調和のとれた学習活動を行うため、網走市社会教育長期計画に基づいて3ヵ年ごとの重点目標を設定しながら、学習機会の提供や学習環境の整備に努めてまいります。
 平成25年度も、網走の魅力や価値を発見し、再確認するとともに、自然景観や歴史的資源を未来につなげ、学びの中から新産業の創出や新たな発想によるまちづくりの契機となるよう、文化・経済・産業・観光などを学びのテーマとした「あばしり学」を開催してまいります。

 また、市民の方々の協力により放課後の安心・安全な学習活動を提供する「放課後子ども教室推進事業」や、市民の方々が培った技術や教育力で学校教育を支援する「学校支援地域本部事業」の推進など、地域全体の協力で子どもたちを守り育てる体制づくりに努めてまいります。
 さらに、「子ども科学フェスティバル」や、JAXAと連携した「子ども・宇宙・未来の会」の全面協力による「宇宙の学校」の開催等により、子どもたちに科学する心を培い、さらには教育目標の一つでもある「あばしりを愛し、自然や文化を大切にするひと」を育てるため、郷土について学ぶ「あばしり学ファンコース」を実施してまいります。

6.家庭教育

 第六に、家庭教育につきましては、社会の急速な変化により、子どもたちや保護者を取り巻く家庭環境も変化していることから、子育てにおける不安の解消と家庭の教育機能向上のために、引き続き「親と子のふれあい教室」、「幼児をもつ親の子育て講演会」、「家庭教育学級」、「家庭教育フォーラム」等、子どもたちの発達段階に対応した各種事業を関係機関の協力を得ながら開催してまいります。

7.芸術文化

 第七に、芸術文化につきましては、心の豊かさを求める市民の意識やニーズが高まる中で、市民文化の高揚は地域社会に豊かさと潤いをもたらし、創造的な地域づくりの基礎となるものと考えますことから、市民の誰もが優れた芸術文化に触れ、自ら行う創作活動や文化活動に対しての支援を引き続き実施してまいります。
 エコーセンター2000芸術文化事業につきましては、世代を越えて楽しめる様々な領域の芸術鑑賞機会を、市民の企画提案を受け入れながら実施してまいります。
また、「ふるさとアーティスト公演事業」につきましては、平成24年度のプレ開催において、ふるさと出身のアーティストが集合し「舞台発表と市民との交流」という新しいスタイルが高い評価を得たことから、今年度は、ふるさと網走の絆をより深めながら優れた芸術文化の専門家が集うまちづくりをめざし、本格実施に取り組んでまいります。
 さらには、東京網走会との交流から実施されることとなる創作活動の合宿受け入れに対する支援を実施し、網走市における芸術文化の合宿誘致の可能性を探ってまいります。

 美術館につきましては、優れた美術作品を鑑賞する機会を提供するため、本市にゆかりのある画家の作品を中心にした収蔵作品を展示するほか、企画展を開催してまいります。
企画展では、「シリーズ北を描く」として、小説家の故「戸川幸夫」氏の孫であり、写真家の「戸川覚」さんの写真展と、旧制網走中学の第1期生で居串佳一の先輩でもある画家「高橋道雄」の未公開作品200点を含めた展示会などを開催してまいります。
 さらに、小中学生のための美術展や、好評をいただいている市内小中学校における「出張美術館」を引き続き実施するほか、市民の自主的な創作活動を支援し、奨励するため、各種講座・教室や作品解説会を開催するなど、美術教育普及活動を推進してまいります。

 博物館につきましては、自らが住む地域について理解し、郷土を語ることのできる博物館として、展示や資料の充実に努めてまいります。
 また、企画展として、モヨロ文化と同時代の地元の古代文化を紹介する「擦文文化展」と、網走の自然をテーマにした「鱒浦海岸の自然展」を開催するほか、博物館友の会の協力を得ながら各種講座、見学会、観察会などを開催し、子どもたちや市民の学習機会の充実と教育普及活動を推進してまいります。

8.文化財

 第八に、文化財につきましては、貴重な文化財の保護・管理に努めるとともに、整備の最終年を迎える国史跡「モヨロ貝塚」は、住居跡の復元や園路工事など、史跡の環境整備を行ってまいります。
 また、新たなモヨロ貝塚館の開館にあたり、広報活動の一層の充実を図り、モヨロ貝塚への案内板の整備やシンポジウムの開催、出土品を市内のホテルに展示するなど、モヨロ文化のPRを促進してまいります。

9.スポーツ

 第九に、スポーツにつきましては、スポーツに対するニーズは、ゆとり時間の増大や高齢社会の進行に伴い、多様化、高度化してきております。
 競技スポーツの振興とともに、市民の一人ひとりが生涯における様々な段階で、自己の能力や状況に応じて健康の維持・増進をはじめ、豊かにスポーツ文化を享受していくために、多様なスポーツ活動の振興と充実が求められております。
スポーツに親しむことは、人生をより豊かにし、活力に満ちた社会を形成する上で欠かすことのできないものであります。
 このため、総合体育館の月曜日一部開館の試行実施を継続して、スポーツへの参加機会の拡充を進めるとともに、各種スポーツ教室をはじめ、高齢者を対象とした「いきいき健康体力づくり教室」、こどもとその親を対象とした「こどもスポーツチャレンジ」等の開催や健康体力診断事業を実施し、市民の体力向上に努めてまいります。
また、地域や各スポーツ団体との連携を図りながら、各種スポーツ施設の充実や指導者への支援を進めるとともに、競技スポーツの振興と地域の活性化をめざした「スポーツ合宿事業」につきましても、関係機関や団体との連携を図りながら、より幅広い誘致活動と定着に努めるとともに、ラグビー合宿に訪れるチームのニーズに答えるため、スポーツ・トレーニングフィールドの利用環境を整備してまいります。
 なお、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップのベースキャンプ地としての誘致活動にも引き続き努めてまいります。
 さらに、本市において開催が予定されている国内陸上競技長距離のトップアスリートによる「ホクレン・ディスタンスチャレンジ網走大会」、「国体ボート競技北海道予選会」、「国体陸上競技北海道選手選考会」、「全道シニア8人制サッカー大会」など、各種スポーツ大会の開催を支援してまいります。

10.国際化対応

 最後に、国際化対応についてでありますが、幼児や小学生などが早い時期から外国語や外国の文化・風習などに慣れ親しむ環境づくりとして、国際理解のための体験学習や英会話指導員の配置を引き続き実施してまいります。

おわりに

 以上、平成25年度における教育行政推進にあたっての、教育施策の概要について申し上げました。
 教育委員会といたしましては、先人たちが築きあげてきたまちの歴史や文化を継承しつつ、次代を担う網走の子どもたちの心豊かな成長と、生涯にわたって「明日(あす)をひらくひと」をめざして意欲的に活動・生活していくことができる生涯学習社会の創造をめざし、学校・家庭・地域はもとより、関係機関・関係団体等との密接な連携を保ちながら、学校教育部と社会教育部が両輪となり、融合して教育・文化の充実・発展に全力で取り組んでまいります。
 市民の皆様並びに議員各位の一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。


市政

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